ドイツとフランスのシュトーレンにはどんな違いがあるの?
皆さんは
“シュトーレン”を
ご存知ですか?
シュトーレンは
クリスマス頃に食べる
菓子パンの一種。
日本ではまだ
あまり馴染みがないですが、
ドイツでは
一般的な食べ物なんですよ。
さてこのシュトーレン、
ドイツだけでなく
フランスでも食べられています。
しかしドイツとフランスでは、
シュトーレンに少々
違いがあるみたいなんです。
ドイツのシュトーレンと
フランスのシュトーレン…
この2つに
どんな違いがあるのか
調べてみました!
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ドイツのシュトーレンとは?
ドイツのシュトーレンは
かなりどっしりとしていて
食べ応えがあります。
パンとしては硬めの食感です
基本の生地には
酵母菌とたっぷりのバターをin!
生地にはさらに
洋酒に付け込んだドライフルーツや
ナッツ、スパイス、
マジパンもなどを練りこんでいきます。
マジパンとは
挽いたアーモンドと砂糖を合わせた
飴のようなお菓子のことで、
ヨーロッパではポピュラーなようですね。
生地とフルーツなどを
混ぜ合わせたら、
焼く作業に入ります。
上手く焼きあがったら
溶かしたバターにくぐらせて(!)
表面が真っ白になるまで
粉砂糖を振りかけていくんです!
これでドイツバージョンの
シュトーレンの完成です。
おいしそうですが…
カロリーが爆発してますね(笑)
しかしこのシュトーレン、
一度にガーーッと
食べるわけではないので
ご安心くださいね。
ドイツでは
クリスマスイブの1月前から
イブ当日までを
“アドベント”とよんでいます。
アドベントは、
イエス・キリストの誕生を待つ
キリスト教では大切な期間。
キリスト様の誕生日である
クリスマスを待ちつつ、
アドベントの間にシュトーレンを
少しずつ食べるんです!
薄くスライスして
食べ進めていくのが一般的ですね。
長い時間をかけて食べるので
フルーツやナッツが
少しずつ生地に馴染んでいき、
食べるたびに風味が変わるそうです。
本場ドイツのシュトーレン、
食べてみたいですね!
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フランスのシュトーレンとは?
フランスのシュトーレンは、
ドイツバージョンと比べると
ふんわりしていて
食感も柔らかいものが多いです。
生地は日本でも馴染みのある
ブリオッシュに近く、
ケーキのような感じなのだとか。
どちらもやっぱり
バターたっぷりではあるんですが(笑)
フランスバージョンですと、
主に生地に練りこんであるのは
ドライフルーツとスパイス。
フルーツ入りのブリオッシュ、
と考えてみると、
イメージが掴みやすいですね。
また、フランスでは
クリスマスにブッシュドノエルを
食べるのが一般的。
そのため、
シュトーレンを食べる時季は
決まっていないようです。
シュトーレンを取り入れてみよう!
基本的に
大きな差はありませんが、
ドイツとフランス
それぞれのシュトーレンには
少々の違いがありました。
ドイツのシュトーレンは
重めで食べ応えがあり、
マジパンなど中身の種類が多い。
そしてクリスマスの時季に
少しずつ食べていきます。
対してフランスのシュトーレンは
軽めでブリオッシュに近く、
主にドライフルーツが練りこんである。
クリスマスの時季に食べると
決まっている…
わけではなさそうです。
同じ名前のパンでも
違いがあるというのは
おもしろいですね。
どちらもそれぞれ魅力的で、
食べてみたくなります。
次のクリスマスには、
皆さんもシュトーレンを
用意してみてはいかがでしょうか?
まだまだ取り扱っている
お店も少ないので、
思い切って手作りしてみるのも
いい思い出になるかもしれませんよ!