とうもろこしを保存するには?乾燥させたらいいって本当?
甘くてみずみずしいとうもろこし。
夏の時季になると
スーパーや八百屋さんでも広く扱われ、
目や口にすることも多いですよね。
さて、このとうもろこしですが
非常に鮮度が落ちやすい食べ物なんです。
冷蔵庫でちゃんと保存したはずなのに、
たったの数日で色が悪くなったり、
味が薄くなってしまった…
なんて経験ありませんか?
すぐに食べてしまうならいいのですが、
とうもろこしを長く保存しようと思ったら
冷蔵はあまり効果がないんです。
しかし、せっかく
おいしいとうもろこしですし
長く味わいたいですよね。
それではとうもろこしを保存するには
どうすればいいのでしょうか?
その鍵は”乾燥”なんです!
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長期保存を妨げるのは…乾燥させれば安心
そもそも、
とうもろこしの味が落ちてしまうのは
他の野菜と同じ様に
収穫後も続く”成長”が原因です。
我々が食べる実の部分は
栄養がたくさん詰まっているので、
放っておくと成長の養分として
どんどん旨味が吸い出されてしまうのです。
結果、実がスカスカになったり
味がぼやけてしまうんですね。
しかし、早い段階で乾燥させておけば
成長は止まり、
旨味を閉じ込めたまま保存できます。
通常、生のままや
茹でたとうもろこしの賞味期限は
冷蔵して2~4日くらいです。
しかし、乾燥させたとうもろこしの場合は、
品質や乾燥の程度にもよりますが
最長で約半年もたせることができます。
かなり期間が伸ばせますね!
乾燥とうもろこしを作る方法は?
その方法はずばり”天日干し”です。
皮やひげを剥いだ後、
日光にさらして乾燥させます。
目安は2~4週間程度です。
新聞紙やザルにあけて
天日干しにすることもできますが、
むらなく乾燥させるには
軒先や物干しに吊るすのがベストです。
乾燥とうもろこしを作る場合
全体からまんべんなく水分が抜けますし、
風通しも良いので、
どこかに置いての天日干しより
比較的早く乾燥が進みます。
ただ、皮などを剥いだ
裸の状態で長く放置することになるので、
ほこりや虫がつかないように
十分気をつけましょう。
水分が抜けた実は、
簡単に芯から外すことができます。
芯から外した実は
できる限り空気に触れないよう
袋や容器に入れ、
高温多湿を避けた場所で保存してください。
また、天日干しの他に、食品乾燥器で
乾燥とうもろこしを作る方法もあります。
食品乾燥器の場合、
虫やほこりがつく可能性は低いですし、
製品にもよりますが
数時間で乾燥は終了します。
しかしあくまで乾燥専用の機械ですので、
他の乾燥野菜を作る予定がなければ
コストパフォーマンスが悪いかもしれません。
乾燥とうもろこしは
そのままで食べることもできますし、
水やお湯で戻して使うこともできます。
水でゆっくり戻した方が
食感や味は良くなりますが、
急いでいる場合は
お湯や熱湯を使用しましょう。
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旬のとうもろこしを長く味わう
今の時代、旬は過ぎても
とうもろこし自体は入手できます。
しかし本当においしい
旬のとうもろこしが出回る期間は
短いものです。
そんな中、上記の乾燥方法を使えば、
旬の季節のおいしさを閉じ込めたまま
とうもろこしを長く保存することが可能です。
少しでも長く、おいしく、
旬のとうもろこしを味わいましょう!