お餅はなぜ膨らむ?その理由からきれいな膨らませ方まで調査!
皆さんはお餅といわれたら
どんなイメージが浮かびますか?
臼と杵を使った餅つき?
お雑煮やおしるこ?
これらをイメージした人も
多いと思いますが…
やっぱりお餅といえば、
ぷっくりと膨らんだ姿が
目に浮かんだ人も
たくさんいるはずです!
コロンと傾くくらいになったら
食べごろですよね。
想像しただけでお腹が減ります(笑)
さてそれでは、
どうしてお餅ってあんなに
膨らむんでしょうか?
膨らむのは
当たり前に知っていても、
理由となると
知らなかったりしますよね。
というわけで
今回はなぜお餅が膨らむのかを
調査してみました!
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お餅が膨らむ理由その①デンプン
お餅が膨らむのには、
デンプンが関係しています。
お餅の材料になるのは
もち米ですよね。
そしてこのもち米の大部分は
デンプンでできています。
お餅のデンプンは
温められると柔らかくなって
粘り気が出てきます。
しかしデンプン同士が
強く結びつきあっているので
なかなか離れないんですね。
だからお餅はすぐに千切れず、
ビヨーンと伸びるわけです。
とても柔らかくなるのに、
切れたり破れたりしにくいお餅は
まるで風船みたいなもの。
それでは
風船状態になったお餅を
膨らませる原因とは
いったい何なのでしょうか?
お餅が膨らむ理由その②水分
デンプンの性質で
柔らかく千切れにくいお餅。
そのお餅を膨らませているのは
実は水分なんです!
お餅が柔らかくなるくらい
熱を加えると、
お餅の中にある水分も
一緒に温められていきますよね。
この水が水蒸気に変わると、
体積がなんと
数百倍から千倍以上になるんです!
そして膨張した水蒸気は、
お餅を内側から
グイグイ押していきます。
すると柔らかいお餅は
水蒸気の圧力でどんどん伸びていき、
プクーッと膨らむわけです。
空気が膨張して膨らむんだと
勝手に思っていたのですが、
犯人は水蒸気だったんですね!
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お餅をきれいに膨らませるには?
トースターや七輪で
ただ普通にお餅を焼くと、
ぼこぼこ不格好に
膨らんだりしちゃいますよね。
1回くらい絵に描いたように
きれいにお餅を膨らませてみたい…!
なんて思ったことありませんか?
ということで、
お餅をきれいに膨らませる
裏技を紹介します!
〇切り込みを入れる
切り餅の真ん中に
×の形の切り込みを入れます。
するとこの×印の部分から
お餅が膨らんでいくので、
きれいに焼けやすくなりますよ。
〇醤油を塗る
こちらも切り餅の真ん中に
少しだけ醤油を塗ります。
イメージとしては
日の丸のような感じですね。
こうしてお餅を焼くと
醤油を塗った部分が一番に
膨らんでいくので、
プクッときれいな形になります!
なんでも醤油部分が
他の箇所より高温になるんだとか。
なんだか不思議ですね。
〇合わせ技
少し凝った方法としては
上2つの合わせ技があります。
まずお餅の両面を
軽く焼いていきます。
中まで火が通ったら
ここで×印の切り込みをいれ、
さらにそこに
醤油を塗っていくんです!
この手間をかければ、
きれいに焼ける確率は
かなり高いですよ。
ちなみにお醤油の代わりに
水を塗ってもOKです。
お餅が膨らむ理由まとめ
お餅が膨らむ理由は
・デンプンの柔らかく切れにくい性質
・お餅内の水蒸気の膨張
ざっくりいうと
こんなところでしょう。
身近な現象でも
理由や原因を調べてみると
おもしろいものですね。
次にお餅を焼くときに
デンプンや水蒸気のことを思い出すと、
化学実験のようで
楽しいかもしれませんね。