そうめんは酸化防止に油を使ってるって本当?それともウソ?
夏の定番メニューになっている
冷たいそうめん。
さっぱりしてるので
低カロリーと思われがちですが、
実は意外とカロリーが
高い食品でもあるんです。
その理由の一つとして、
材料に油を使っていることが
あげられるでしょう。
それでは何故そうめんには
油が使用されているかご存知ですか?
そうめんを酸化させないため…
ともいわれていますが、
本当に油で酸化を防げるのでしょうか?
今回はそうめんの油や
酸化について、
見ていきたいと思います!
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そうめんにはどんな風に油が使われているの?
さっぱりしたそうめんと
こってりした油って、
イメージが結びつかないですよね。
まずはそうめんに、
どのように油が使われているのか
確認してみましょう。
そうめんの材料は主に
小麦粉、塩、水、そして油です。
品物によっては
添加物なども加わりますが、
基本的には
この4つになりますね。
小麦粉に水と塩を混ぜ合わせて
よくこねます。
このこね合わせた生地に、
油を塗っていきます。
ここです、ここ!
ここで油を使うんです!
生地自体に
油を練りこむんじゃ
ないんですね。
油を塗った後は、
生地を細く引き伸ばしてから、
乾燥させます。
これでそうめんの完成です。
そうめんって
引き伸ばして作るんですね。
ピザみたいに
生地を大きく広げて、
切っていくんだと思ってました。
油はそうめんを酸化させないための手段?
さて、油を使うタイミングは
これで分かりましたね。
それでは生地に油を塗るのは、
本当にそうめんの
酸化防止のためなんでしょうか?
なんと…違うんです!
むしろ時間が経つと
生地に染みた油が酸化してしまい、
色が悪くなったり
臭いが出たりするそうな。
えええええ!?
思ってたのと違う!!
と感じている方、
私も同じ気持ちです(笑)
それでは
酸化のリスクがありながら、
どうしてそうめんには
油が使われるんでしょうか?
実は…
油は酸化防止にはなりませんが
そうめんの乾燥を防いで、
さらに麺同士がくっつかないように
守る効果があるのです。
ちゃんと油を塗らないと
生地の表面が乾いてしまって
うまく引き伸ばせなくります。
またせっかく伸ばした麺も、
油を塗らないとくっつきあって
固まってしまうんだそうです。
これじゃあ
伸ばしてはひとつに戻って
また伸ばして…の
無限ループに突入ですよ。
油めちゃくちゃ
重要じゃないですか。
また使用する油の種類によって、
そうめんに独特の風味を
与えることもできるんだそう。
やっぱり油めちゃくちゃ
重要じゃないですか!
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そうめんをおいしく味わうには「油」が大切!
そうめんに使われる油は
酸化防止ではなく、
製造過程での乾燥や付着を
防ぐためのものでした。
とっても重要な役目を
担っていたんですね。
一瞬
「酸化すんの?じゃあ油いらないんじゃ…」
と思った自分を
戒めたいと思います(笑)
油が酸化してしまうと、
確かに味は落ちてしまいますが…
多少酸化が始まっていても、
そうめんを茹でた後に
水でよく洗い流せば
あまり気にならなくなります。
また期限が遠いものなら
軽く水ですすぐくらいにして、
油の風味を
楽しむのもおすすめですよ。
油の状態を見極めて、
そうめんのおいしさを
しっかり堪能しましょう!