お盆中の結婚式は非常識なのか?縁起が悪いって本当?
7月、8月に入ると
お盆がやってきますね。
普段は地元にいない人も
お盆には帰省してきて、わいわい賑やか…
なんて光景もよく目にします。
しかしそれとは対照的に
お盆前後は
結婚式が少ないんだそうです。
こんな話を聞くと
どうしてお盆に結婚式を挙げないのか?
お盆中の結婚式は非常識なのか?
と、疑問に思いますよね。
それではお盆期間中の結婚式について
考えていきたいと思います。
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本当に非常識なの?
お盆中の結婚式が
非常識かそうでないかは、
今も昔も意見が対立するようです。
さてはて、どんなことで
論争が起こっているのでしょうか。
縁起が悪い?
お盆に結婚式を挙げるといった場合
まず一番に飛び出すのが
縁起が悪いのでは?
という意見だと思います。
ご先祖様や亡くなった方の霊が
帰ってくる期間ですので、
“死”を連想して縁起が悪いと思うのも
おかしなことではありません。
縁起の悪い日に結婚式…つまり非常識、
というイメージに
繋がっているようです。
しかし少し考えてみると、
お盆は縁起の悪い日ではないのです。
特に手厚くご先祖様たちの供養をしますが
亡き人を思って、
悲しもうという日ではありません。
実際親戚が集まって、
どんちゃん騒ぎしてたりしますよね(笑)
個人的にはご先祖様たちも
一緒に門出を祝ってくれるのでは…
くらいに思います。
日程の調整が難しい?
お盆といえば
特に社会人には貴重な、長期休暇が取れる時期。
その休暇を潰すなんて…
といった意見もあります。
たまの長期休暇に向けて
旅行など予定を組む方も多いですから、
できる限り早く
式の日程は伝えておいた方がいいでしょう。
後は連休中のど真ん中の日を指定したり、
休暇に入る直前に
日程を知らせるなどしなければ
問題はないはずです
確かに上記なら非常識ですが、
それはもはやお盆などとは関係なく
“大人としてどうなの?”
という話になってきますね。
気温が高い!
お盆といえば夏真っ盛りですから
当然非常に暑いです。
結婚式では必然的に
フォーマルな格好になりますから
辛い面がありますね。
また女性陣は、新婦も含め
汗でお化粧が崩れやすくなってしまうので
化粧直しが少々手間になります。
そんな時季なのに配慮が足りない、
と言われる場合もあるようですが…
しかしそれを言い出すと
お盆期間中だけでなく
夏の間の結婚式は
全て非常識になってしまいます。
それにどのシーズンにも
デメリットはあるものです。
結婚式の代名詞である
6月のジューンブライドも、
時季的にいえば夏直前の梅雨。
気温もそれなりに高くなりますし、
湿気や雨でも
服装や化粧には配慮が必要になります。
冬なら雪が降って
足元が悪くなったりしますし、
女性はドレスを着るのが
寒かったりもします。
ですのでお盆だけの
特別なデメリットとは言えません。
非常識だと
言われるほどのものではないでしょう。
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感覚的な非常識
日程や気候については
“人を招待する”
という点に十分な配慮がなされていれば、
問題ない範囲だと思います。
縁起が悪いんじゃ…という気持ちの部分は
これはもう個人の感覚的なものですので
変えてもらうのはなかなか難しいです。
ですから、なぜお盆中のその日なのか、
式の前に伝えておくのも良いと思います。
お盆、という枠で考えるのでなく
その日であるのが大切なのだと
しっかり伝えましょう。
しかし結婚式というのは、
2人の新たな門出を祝う日です。
できるなら常識か非常識かで
頭を悩ませるのではなく、
垣根なく手放しで幸福を喜んでくれる人たちと
幸せな1日を過ごしたいですね。