ゴールデンウィークってなぜあるの?本来の目的とは何?
4月に入ると、
すぐそこまで迫ってきているのが
ゴールデンウィークですよね!
もうそろそろ予定を決めないと
いけない頃ですが
今年は何をするか決めましたか?
レジャーや旅行を楽しんだり
実家へ帰省したりする人が多く、
すっかり
遊びを満喫する日になっている
ゴールデンウィーク。
でも、ゴールデンウィークが作られた
本来の目的って
意外と知らない人が多いのでは
ないでしょうか?
そこで今回は、
ゴールデンウィークは
何のためにあるのか?
そして、
ゴールデンウィークの
ゴールデンはどういう意味なのか?
解説していきたいと思います。
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ゴールデンウィークはいつできた?
ゴールデンウィークが制定されたのは、
戦争が終わった3年後の
昭和23年のこと。
最近できたのかと思いしや、
けっこう昔からあるんですね!
その年は、
警視庁が110番の設置を始めたほか、
製パンメーカーの
山崎製パンや
自動車メーカーである
本田技研工業の設立。
そして、
歌手、美空ひばりさんのデビューなど、
他にも、多くのものが始まった年なんです。
確かに、
何か新しいことを始めるには、
良いタイミングだったのかもしれませんね!
ゴールデンウィークはなぜあるの?
上にも書いた通り、
ゴールデンウィークは
現代では遊びを満喫する日として、
定着していますよね。
ですが、
ゴールデンウィークが作られた
本当の意味って
知らない人が多いのではないでしょうか?
ゴールデンウィークが作られた意味は
大きく分けて2つあります。
1つ目は、
経済効果を狙うためです。
ゴールデンウィーク近くになると、
「〇〇円の経済効果が見込める・・・」
なんていうニュースを
聞いたことはありませんか?
景気が良くなるためには、
私たちがお金を使わないとダメなんです。
財布のひもを締めている限り、
景気が良くなることはないのですね。
でも、平日の忙しい毎日では、
なかなか財布のひもは緩まないもの。
それもそうですね。
平日にお金を使うと言ったら
食品や日用品の買い物くらいのものですから。
経済効果を狙うためには
私たちが
大きな金額を出さなければいけません。
財布のひもが緩くなるのは、
やはり平日より休日ですよね!
しかもその休日が連続で続くものなら
それが一番のねらい目というわけです。
ゴールデンウィークは、
気候の良さも手伝って
まず、家から出ようという気になりますよね。
そして、長い休みなので
遊びに行こうかな?とか、
旅行してみようかな?という気になる。
一般消費者を相手にしている
小売業者や旅行代理店、
レジャー関連の企業などは、
年中売り上げを伸ばせるわけではないので、
ゴールデンウィークの売り上げを
狙っているというわけですね。
さらに、それに輪をかけたのが国です。
さらなる経済効果を狙って、
祝日が日曜日になった場合、
それに一番近い平日を休みにすると
決めたことで、
ゴールデンウィークは
さらに長い休みになりました。
おそらくその頃からですかね?
ゴールデンウィークに
海外旅行へ行く人が増えたのは。
確かに10日ほどあれば、
海外まで行っても
ある程度満喫できますよね!
我が家は、
主人が祝日も出勤があるので
毎年、財布のひもは閉まったままです。(笑)
国の活性化に貢献できてないですね・・・。
トホホ。
続いて2つ目の理由です。
それは、
仕事をしている人の休養のためです。
あなたは聞いたことはないですか?
世界的に見て
日本の人々は働きすぎだと・・・。
では、どうして
日本の人々は、
働きすぎだと言われているのか
解説してみましょう。
まずはじめに、
土日が休みなのは、
世界各国共通です。
だいたいどの国でも100日前後あります。
次に祝日です。
これに限っては、
なんと日本は多い方なんですよ!
意外だったでしょう?
ここまで見ると
日本が特別働きすぎだなんて思えませんよね。
むしろ祝日は他の国より多いのですから。
ですが、
問題はここからです。
企業には有給制度という
働く人にとって嬉しいものがありますよね。
実は、
この有給制度というのが
けっこうな曲者なんですよ。
まずは、外国の場合からです。
外国と一言に言っても
日本と同じように
どう考えても働きすぎだろうと
思う国もあります。
韓国、アメリカがその代表ですね。
ここでは、
オーストラリアやヨーロッパ、
中南米の国々と比較してみます。
それらの国では、
有休が日本の1.5倍ほどあります。
どれだけ有給が多くても
消費しなくては意味がありませんが、
仕事をしているのですから、
休む権利も当然あるわけです。
有休を貰った分、
ちゃんと消化しているのが
それらの国のすばらしいところ!
少しずつ有休を取るのも、
一気にまとめて有休を取るのも
本人の自由です。
本人の都合の良い時に
気候の良い季節を狙って、
有給休暇を取り
家族で旅行へ行くなんてことも
可能なんですね。
対して、日本の場合です。
日本では
特別な理由がない限り、
有休は
ほとんど取ることができません。
やむを得ない理由ならともかく、
遊びのために休みを取るのは
やっぱり気を遣いますから、
取りたいけど
なかなか取れないというのが、
日本の人々の本音でしょう。
旅行に行ったり
遊びに行ったりするには、
それなりに日数が必要ですが、
1日取るだけでも気を遣って取れない人が
沢山いるのですから、
まとめて数日取るなんてことは
まず無理な話です。
実際、
支給されている有休の、
半分くらいしか消費できていない
らしいですからね。
これでは宝のもち腐れですよ・・・。
そんな日本で、
まとまった休暇といえば、
お正月とお盆休みくらいの
ものになるのですが、
2つの休暇の季節は、
真冬と夏真っ只中!
海水浴やスキーなどの
特有の季節しかできないものならともかく、
どの季節でもできるものになると、
とても良い気候とは思えません。(笑)
そこで考え出されたのが
ゴールデンウィークです。
5月なので、
休養することも、
どこかへ遊びに行ったり
旅行へ行ったりするのにも
適しているというのが
主な理由なのでしょう。
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なぜゴールデンウィークと呼ぶの?
ゴールデンウィークがなぜあるかは
わかりましたか?
続いては、
そもそもなぜ
ゴールデンウィークという
名前が付いているのか
解説していきますね!
何に関してもそうですが、
金というのは
一番という意味の象徴ですから、
一年間で、一番の長い休みという意味で、
ゴールデンウィークという
名前が付けられているのだと
何の根拠もなく
私はずっとそう思っていました。
そう信じていたのは、
私だけではないはずですよ!
でも、どうやら
そうではないらしいのです。(笑)
元々は
5月の連休中に公開された映画が、
お盆休みやお正月以上に
大ヒットしたことから、
もっと多くの人に
映画館へ足を運んでもらうための
宣伝文句として作られたのが
ゴールデンウィークという言葉なんです。
確かに、
お盆休みやお正月と比べたら、
ゴールデンウィークである5月は
気候の良い季節です。
正直、
お盆休みやお正月は
暑すぎたり寒すぎたりで、
どこにも出たくない!と思いますが、
ゴールデンウィークなら
ちょっと行ってみようかな!という
気になるもの。
そう考えると、
映画が他の季節より、
ゴールデンウィーク中にヒットしたのも
納得できますよね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
ゴールデンウィークができた
背景には、
実は、様々な思惑がありました。
ぜひ、休暇を思う存分楽しみ、
経済の活性化に貢献しましょう!