新選組で有名な池田屋事件って?背景やあの名シーンまで解説!②
京都を追われてしまった長州藩ですが、
そんなことで心は折れません。
なんてったって
彼らは過激派なのです。
不死鳥のように
長州藩は京都に舞い戻るのです…
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京都に潜む長州藩
京都への出入りは禁止でしたが、
長州藩の志士は
こっそりと京都に潜伏していました。
「おのれ会津に薩摩。
天皇様にあらぬ入れ知恵をしおって!」
「天皇様に振り向いてもらわなくては。
あいつらギャフンと言わせたい」
なんて考えながら、
他藩の尊攘派の志士も仲間にして
計画を練り始めます。
しかしなんとなーく
この動きを察知した新選組は、
町中の見回りを強化。
すると
「あの店すごい怪しそうなんだけど」
という情報を
キャッチするのです。
そこは桝屋(ますや)といって
薪や炭を扱う普通のお店でしたが、
長州藩ら尊攘派が
よく出入りしているらしいとの噂。
いっちょ調べてやろうじゃないかと
新選組さん御用改めへ。
「御用改めです」
「ちょっとお店の中見せてくださいね」
「えっ」
店の主人・桝屋喜右衛門さんは
始めはしらを切りますが…
出てくる出てくる証拠の山。
長州さんとやりとりしたお手紙に
武器や弾薬エトセトラ。
はい、アウトー!
ということで喜右衛門さんは
新選組の屯所まで連行されます。
屯所で取り調べをするんですが
喜右衛門さんが中々しゃべりません。
しゃべらないなら仕方ないね!と
土方さんによる
拷問が始まるんですね。
ろうそくと五寸釘を使って…
Oh…喜右衛門さんどんまい…
その結果、
喜衛門さんはようやく
口を開きます。
まず喜右衛門というのは偽名で、
本名は古高俊太郎(ふるたかしゅんたろう)。
尊攘派の支援・協力者でした。
そして長州藩を中心とした
尊王攘夷派たちは、
ある計画を立てているというんですね。
この計画がまた大胆不敵で
驚くようなもの…
さすが過激派…
なんてったって過激派…
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長州藩ら尊王攘夷派の計画
古高さんが語った
尊攘派たちの計画はこうでした。
〇風の強い日を狙って御所(天皇様のお家)に火をつける
風の強い日はよく燃えますよね…
でも天皇様まで燃えたら
どうするんでしょう…
〇会津藩のトップ松平容保を暗殺
憎き会津ですしね。
しかも会津藩は京都の治安維持の筆頭…
邪魔だったんでしょうね。
〇混乱に乗じて天皇様を長州へご招待
完全なる誘拐でございますね。
過激派の過激派たる
ゆえんを見たような気がします。
「ええ…マジかよこいつら…」
若干引き気味な新選組ですが、
さらに探索を行うと
尊攘派たちが会議をするという
情報をゲットします。
どうやら古高さんが捕まったことで
計画実行する?やめる?
と話し合いをするらしいのです。
これらの情報を
上司である容保さんに報告すると
「まずいじゃんそれ。
よし、応援部隊を向かわせるから
合流して尊攘派たちを捕まえろ!」
との指示が出ます。
このとき新選組が
会合場所の候補としていたのが
旅館の四国屋、
そして池田屋の2か所でした。
増援ももらえるし、
よっしゃ!派手にやってやる!
と思ったのも束の間…
大問題が発生します。
なんと増援が
来 な い の で す 。
あらららら…
どうする新選組!
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