11月10日はエレベーターの日!由来から豆知識まで教えます!
縦型の交通手段は、
階段やエスカレーターなどが
ありますが、
中でもエレベーターは、
段差がないので
ベビーカーを押している人や、
高齢者にとってはなくてはならない
交通手段ですね。
そんな便利なエレベーターですが、
突然閉じ込められたりと
トラブルも少なくないのも事実です。
ここでは、
エレベーターの日の由来から、
トラブルにあった時の
対処の仕方や豆知識まで、
紹介します!
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エレベーターの日の由来とは?
エレベーターの日は
1890年11月10日、
東京 浅草の12階建ての展望塔
「凌雲閣」(りょううんかく)に
日本で初めての電動式エレベーターが設置
されたことにちなんで、
1979年、日本エレベーター協会によって
制定されました。
「凌雲閣」という名前を
初めて聞いた人は多いと思うので、
簡単に説明しますね。
「凌雲閣」とは、
明治時代から大正時代に
東京 浅草にあった建物です。
12階建てだったので、
「浅草十二階」とも呼ばれていました。
しかし設置された
日本初の電動式エレベーターは、
国から危険と判断され、
設置されて間もなく一般利用は不可。
さらに、
凌雲閣そのものも
1923年の関東大震災によって半壊し、
後に解体することになります。
運悪く30年ほどで消滅してしまいましたが、
今もなお、
電動式のエレベーターが初めて
設置された場所であることと、
日本で初めての、
高所からの眺めを見渡せる場所として
広く知られています。
エレベーターの日のイベントは?
エレベーターの日の生みの親である
日本エレベーター協会は、
毎年、エレベーターを
安全で正しく利用してもらうため、
ポスターを設置したり、
全国の駅構内や大型店舗、小学校などで、
様々なキャンペーンを行っています。
さらに毎年
11月初旬から翌年1月中旬まで、
エレベーター協会のサイトにて、
安全な利用に関してのアンケートを
実施しています。
抽選で100名様に
1000円分の図書カードが当たります。
競争率は激しそうですが、(笑)
アンケートに答えないと
当たることはありませんので、
ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
ロープが切れる可能性はある?
エレベーターの種類は、
ロープ式、油圧式、リニアモーター式、水圧式の
4つあるのですが、
現在設置されているエレベーターは、
ほとんどがロープ式です。
エレベーターに乗る度に思うのですが、
仮に、ロープが切れるような事態になったら、
私たちが乗っているかごは
どうなるのでしょう?
満員の場合だと
さらに不安になってしまいますよね。
結論から書くと、
仮にロープが1本だけ
残った状態になったとしても、
満員の状態のかごを支えるだけの
強さがあるので
落ちることはまずないのです。
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地震が来たときの対処法は?
最近は、
大地震が世界中のあちこちで発生し、
いつ遭遇するかわからない時代です。
問題なのは、
エレベーターに乗っている最中に
地震に遭遇した場合ですね。
いざという時慌てず
行動できるように
予習しておきましょう!
エレベーターには、
揺れをセンサーで感知し、
自動的に一番近い階で止まり、
ドアを開く機能(地震管制運転装置)と
いうものが付いているものもあるのですが、
機能が義務化されたのは、
2009年9月以降です。
そのため、それ以前に設置されたものは
地震時も動き続け、
大きな揺れにより
電気ケーブルやレールが損傷し、
止まってしまう可能性があります。
ここでは、
地震管制運転装置が付いていない
エレベーターの場合の対処法について
ご紹介します。
①
すべての階のボタンを押し、
一番近い階に止まったら、
至急降りてください。
何の反応もない場合は、
非常ボタンを押し続けて、
非常電話で助けを求めます。
②
床に座り
体力を極力使わないように努め、
壁をたたいたりして、
助けを呼んでください。
エレベーター内には、
換気用の吹き出し穴が空いており、
窒息することはないので、
落ち着いて助けが来るのを待ちましょう。
まとめ
高機能な安全装置、
さらに、
業者による定期点検によって、
エレベーターは成り立っています。
ですが、
どんなに高機能で便利なものでも
機械には変わりはなく、
私たちが事故に巻き込まれることは
ゼロではありません。
機械を過信することなく、
安全で正しい利用を心がけましょう。