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くだりってどういう意味?漢字はどう書くの?

〜のくだり」という言葉を
耳にしたことはありますか?

コメンテーターなどが
本や映画の感想を述べるとき、
「〜のくだりが最高だった!」とか。

お笑い芸人もよく
「〜のくだりがウケていた」などと
言っていますよね。

ところでこの「くだり」とは
どう意味なのでしょうか。

今回は
くだり」の意味や、
漢字はどう書くのかについて
ご紹介します!

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「くだり」の意味

くだり」という言葉には
いくつか意味があります。

まず一つは
冒頭に挙げた
本や映画などの感想を
述べるときに使われるもので、
漢字では「」と書きます。

例えば
物語の感想で、
「主人公が旅に出るくだりが良かった」
など。

あるいは
お芝居やお笑いの稽古などで、
「主人公が旅に出るくだりから
もう一度やってみよう」
などという使われ方です。

この場合の「くだり」とは、
文章や物語の中の
ある一部分のことを指します。

文章におけるといえば
分かりやすいでしょうか。

話の一部始終ではなく
一場面を抜粋し、
その場面について
言及する際に
「〜のくだりが…」という風に
使うイメージです。

 

そして「くだり」の
もう一つの意味は、
前に述べた事柄
という意味で使われるもので、
漢字はやはり「」と書きます。

平たく言うと
例の件とか、前述の件
というような意味合いでしょうか。

くだん」という読みもあり、
そちらの方が一般的かもしれません。

例えば
「くだんの件でお伺いしたいのですが…」
などです。

また、くだんには
いつものこと」という意味もあります。

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三行半(みくだりはん)とは?

余談ですが
」と書いて
くだり」と読む単語をご存知ですか?

これは文字の通り
文章の行のこと、
もしくは
上から下までの一列のことです。

そこに紐づくのが
離婚の話題でよく耳にする、
三行半(みくだりはん)」という言葉。

「三行半を突きつけてやった!」
などと聞くことが多いですよね。

簡単に言えば
離婚の意志を伝えてやった!
というような意味ですが、
どうしてこれを
「三行半」と言うのでしょうか。

時代は遡って、
江戸時代、
夫婦が離婚する際には
現在で言うところの
離婚届のようなものである、
離縁状という書類を
書かなくてはいけませんでした。

この離縁状が
三行半で書かれていたことから、
現在、離婚の意志を相手に
伝えることを
「行」を「くだり」と読んで
三行半(みくだりはん)と
言うようになったと
考えられています。

ちなみに
江戸時代の離婚率
一説では現代の2〜3倍であったと
言われているのには驚きです!

 

まとめ

テレビなどでよく耳にする
〜のくだり」という言い回し。

何となく意味は分かりますが、
調べてみると
同じ「くだり」という言葉にも
色んな意味があったのですね。

シチュエーションに合わせて
正しい「くだり」という単語を
使ってみてくださいね!

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