コンタクトが失明の原因になるって本当？予防法はあるの？
私たちの生活の中で
すっかりお馴染となっている
コンタクトレンズ。
ハードやソフトタイプ・カラコンなど
様々な種類を合わせると、
国内だけでも利用者は
2000万人に上ると言われています。
しかしこの便利なコンタクト、
失明の原因にもなることをご存知ですか？
どうして失明するのか、
その理由や対策を
見ていきたいと思います。
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失明の原因はつけっぱなし？不衛生？
失明とまではいかなくても、
コンタクトが原因で
目にトラブルを抱えている人は多いです
その数、
利用者の10～20人に1人。
かなりの高確率で
トラブルが発生していることが
分かりますね。
その主な原因となっているのが、
長時間のつけっぱなしや
コンタクトを清潔に保っていないなどの
間違った使い方です。
間違った使用方法は、
目そのものを傷つけたり、
さまざまな感染症を
引き起こしてしまうんですよ。
コンタクトが原因の目のトラブル
① 角膜内皮障害
コンタクトの使用により
角膜が空気中から十分に酸素を取り込めず、
角膜の1番奥にある
角膜内皮細胞が減少していく障害です。
長時間の使用であるほど
酸素が不足して
症状を悪化させます。
始めは疲れ目や
軽いドライアイ程度の症状ですが、
ひどくなると
目の白濁などの視力低下を
招いてしまいます。
1度失われた角膜内皮細胞は
絶対に再生することはありませんので
症状が進行した場合
治療法は角膜移植しかなくなります。
眼鏡と併用するなど
コンタクトの使用時間や使用頻度を
少なくすることで予防できます。
② アカントアメーバ角膜炎
アカントアメーバという
微生物に感染することで起こります。
慢性的なひどい充血や、
痛みを伴い、
角膜が白く腫れることもあります。
アカントアメーバは
少数ならほぼ無害ですが、
コンタクトをつけっぱなしにしていると
その中で繁殖し、
角膜を食い荒らすようになります。
また、水道水の中にも
アカントアメーバは存在するので、
水道水でコンタクトを洗っていても
感染のリスクは防げません。
取扱説明書や医師の指示に従い、
薬液などで正しく
コンタクトを洗浄することが大切です。
③巨大乳頭結膜炎
適切に洗浄されていない
コンタクトの汚れなどが原因の
結膜炎の1種です。
特にタンパク質の付着が
発症の大きな要因になります。
目のかゆみや
白い粘着質の目やにが出るほか、
まぶたの裏に
乳頭と呼ばれる突起物が発生します。
これにより
コンタクトがずれやすくなり、
ずれたコンタクトは
目を傷つけることがあります。
すると上記のアメーバアカントや
その他のウイルスに
感染するリスクが高くなってしまいます。
コンタクトを清潔に保つだけでなく、
手も綺麗に洗うなどして
コンタクトに皮脂や汚れを移さないように
気をつけましょう。
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失明の原因は…
コンタクトの使用による
感染症や炎症を
いくつか見ていただきました。
どの症状も放っておくと
ひどい視力の低下や
最悪の場合には失明に繋がります。
コンタクトの間違った使い方は
大きなリスクを抱えているのです。
しかし指示され使用可能時間を超過せず、
正しく洗浄を行っていれば
失明にまで至るケースはほとんどありません。
コンタクトは便利な道具です。
使用方法を守り、
安全にメリットを享受しましょう。