オリンピック金メダルの材質は?実は金じゃなかったの!?
4年に一度、開催されるオリンピック。
世界中のアスリートたちは
オリンピック出場を目指して
日々トレーニングに励んでいます。
念願叶ってオリンピック出場となれば
目指す色は、誰もがあこがれる金メダル!
しかし、この金メダル、
実は“純金”製ではなかったという事実、
みなさんはご存知でしたか?
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金メダルの材質は何?
オリンピックでは激戦を乗り越えて
上位三位以内に入ると
優勝者には金メダル
第2位には銀メダル
第3位には銅メダル
が授与されますよね。
表彰台に上がる3人の選手の
輝く笑顔と共に
メダルも輝いて見えます。
重みもありそうだし
世界的なビッグイベントだし
本物なんだろうな~
と思っていました。
しかし思っていた事実とは
違っていたのです。
オリンピック憲章によると、
メダルの授与について
こう記されています。
優勝者には銀台金張り(またはメッキ)の
メダルと賞状が授与される。
1位および2位のメダルは銀製で、
少なくとも純度1000分の925であるもので
なければならない。
1位のメダルは少なくとも
6グラムの純金で金張り(またはメッキ)が
ほどこされていなければならない。
(公益財団法人日本オリンピック委員会HP「オリンピック憲章」より引用)
思いっきり公式に定められていたのです!
オリンピックの金メダルの主な材質は
純度1000分の925の銀と
6グラムの純金(もしくはメッキ)で
できていたというわけです。
詳しくは、金メダルの場合
強度も出すために銅などの金属も
混ざっているそう。
さらにメダルの大きさ
直径60ミリ、厚さ3ミリという規定もあり、
こういった中で、金メダルの材質割合は、
どうなっているのでしょうか?
ロンドンオリンピックのメダルを例にすると
銀が約93%、銅が約6%、そして金が約1%。
主役の金はわずか1%なんですね!
ちなみに、
銀メダル、銅メダルの割合は
どうなっているのかも見てみましょう。
銀メダルは
銀が93%、残りは銅。
銅メダルは
銅が97%、残りは亜鉛や錫(すず)。
銀メダルと銅メダルは、
その名の通りのメインの材質が
9割を占めていました。
オリンピック開催ごとに
デザインが変わるので、
この割合はその時々で多少異なります。
ではなぜ、このような材質で
作ることになっているのでしょうか?
オリンピックのメダルは開催国が準備する
オリンピックの金メダルは、
実は、かつて純金で作られていた
時代もあったんです。
1912年のストックホルムオリンピックまでは
純金だったそうです。
しかし、オリンピックのメダルというのは
開催国が手配するため、
国の経済事情によって
純金で用意するのが厳しい国もあったのです。
そこで、国ごとにメダルの質の差が
出ないようにという配慮のもと、
こうした規定が生まれたというわけなんです。
そもそもオリンピックには、
スポーツを通して世界的交流を図り、
平和な社会を目指すという趣旨があります。
このような決まりができたのも
どんな国でも参加できるようにという
想いが込められてのことだったんですね!
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おわりに
金メダルの衝撃の事実
いかがでしたでしょうか?
オリンピックの金メダルは、
銀メダルを金(もしくはメッキ)で
コーティングされたもの
ということがわかり、びっくりでした。
とはいっても、
あの大舞台で金メダルを獲得することは
簡単なことではありませんよね。
あそこまで努力して、あの舞台に
たどり着いたことと合わさることで
メダルにも本物の価値が
生まれるのではないでしょうか。