渋滞の原因って?車間距離を詰めると渋滞するってホント!?
車で出掛けるのはとても楽しいですが、
憂鬱なのが行き帰りの
渋滞ではないでしょうか。
渋滞していると、
運転手はもちろん
同乗者もぐったりしてしまいますよね。
ところで、渋滞とは具体的に
どのような状況のことを言うのか
ご存知でしょうか。
実は渋滞には定義があるのです。
また、事故や工事以外の渋滞の原因に
車間距離が大きく関係していることは
ご存知でしたか?
ここでは渋滞の定義と、
気になるその原因について
ご紹介します。
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渋滞の定義
NEXCOによると
高速道路における渋滞とは、
時速40km以下の低速でしか進めない、
あるいは停止したり発進したりを
繰り返す状態が、
1km以上かつ15分以上続くこと。
とされています。
想像しただけで疲れてしまいますね。
それでは渋滞はなぜ起こるのでしょうか。
渋滞の原因
渋滞が起こる原因は3つあります。
まず1つは工事渋滞。
工事による通行規制が原因で、
スムーズに進めないことで
起こる渋滞です。
工事の現場を過ぎると
スムーズに流れ出すのが特徴ですね。
2つ目の原因は事故渋滞。
こちらも通行規制されることが多く、
事故現場を過ぎると流れ出すのは
工事渋滞と同様です。
3つ目は自然渋滞です。
実は渋滞の原因の7割を占めているのが
この自然渋滞なのです。
では自然渋滞はなぜ起こるのでしょうか。
自然渋滞の原因
自然渋滞の原因は2つあります。
1つは連休や行楽シーズンなどで
車の台数が多くなり、
一定時間に通行できる交通量が
低下することにより起こる渋滞です。
もう1つの原因は車間距離です。
渋滞しているとイライラして
車間距離を詰めたくなるものですが、
実はこの車間距離の詰めすぎが
渋滞の原因になってしまうのです。
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車間距離と渋滞の関係
道が混んでいるのだから
車間距離を詰めた方が
スムーズに流れるのでは?
と思われるかもしれませんが、
実は逆なのです。
車間距離が狭いと、
上り坂などで前の車のスピードが落ちた時、
後ろの車は危ないと思って
当然ブレーキをかけますね。
するとその後ろの車は
より強くブレーキをかけ、
その後ろの車はさらにブレーキを…と、
繰り返すうちに、
渋滞が起きてしまいます。
特に、サグ部と言って
見た目には坂になっていると
分からないものの、
実は緩やかに下っていて
その後上っている坂道では、
一定のペースでの走行ができず、
車の流れが不安定になります。
その上このサグ部で
前の車との車間距離が狭いと、
必然的にブレーキを踏む回数が多くなり、
結果、十数台後ろの車を止めてしまうほどの
渋滞を巻き起こしてしまうのです。
まとめ
些細なブレーキや
前の車との車間距離が、
あの嫌な渋滞の
原因になってしまうのですね。
ちなみに、渋滞にならない車間距離の
ボーダーラインは約40mとされています。
道が混んでいると
つい気が焦るものですが、
そんな時こそゆったり構えて
充分な車間距離をとり、
ドライブを楽しめるといいですね!