コンタクト装着時の目薬は防腐剤のあるなしでどう違うの？
ドラッグストアに行けば、
どれがいいか迷うほど
たくさんの目薬が並んでいますよね。
箱を見ればコンタクト併用OKとか
防腐剤なしとうたっている目薬もあります。
なるべくなら、少しでも安心して
使えるものを選びたいものです。
ところで、
コンタクト用とそうでないもの、
防腐剤のありなしでは
どんな違いがあるのでしょうか？
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コンタクト用とそうでない目薬の違いは？
コンタクト用ではない、普通の目薬には、
コンタクトレンズの性質に
合わない成分が入っています。
その成分とは、
塩化ベンザルコニウムという
防腐剤なんだそう。
コンタクト用と普通の目薬の違いは、
主にこの防腐剤が
入っているかいないかだったのです。
普通の目薬を差すと、「キターー！」と
思わず叫びたくなるあの爽快感。
あの刺激は、
爽快成分も入っていますが
実は防腐剤の刺激でもあるのです。
そしてコンタクトは、
目の酸欠を防ぐため、
酸素透過性という性質を持っています。
酸素を通すための
小さな穴が開いているのです。
つまり、コンタクトをしたまま
普通の目薬を差すと、目薬の防腐剤成分が
小さな穴にくっついて詰まり、
酸素も通しにくくなる。
そして、そのまま使用していると
成分や汚れが蓄積され、
表面も滑らかでなくなる。
すると、コンタクトを装着した時の
ゴロゴロした違和感や、
その刺激や酸欠で充血してくるのです。
ソフトコンタクトの場合は、
なおさらよくないのです。
ソフトコンタクトは、
水分を含んだレンズです。
防腐剤の入った目薬を
ソフトコンタクトを装着した目に差すと、
コンタクトが防腐剤成分も吸いこみます。
そうすると、デリケートな角膜に
防腐剤成分をずっとあてがって
角膜細胞をいじめてしまう状態に。
裸眼であれば、防腐剤成分は
自然と涙で流れていきますが、
コンタクトをしていれば、
外す時までずっと直接触れたままです。
目によくないことづくしの
結果になってしまうんですね。
防腐剤は目薬の品質を保つのが目的
では、目にあまり良くないのに
なぜ防腐剤が入っているのか。
字の通り、腐らないようにということと
容器の中で雑菌が繁殖しないように
目薬の品質を守る役割を担っているのです。
コンタクト用目薬でも、
防腐剤フリーとまではかかれていない
ものもあります。
この場合は、コンタクトをしていても
影響のない、目薬の品質を保つ成分が
含まれているようです。
数ある目薬の中で、極力目に優しいものを
選ぶのであれば、涙の成分に近い、
人工涙液型の目薬がよいでしょう。
これは私も使っていますが、
爽快感はなくともコンタクトで疲れた目には
優しく生き返らせてくれるような
感覚にさせてくれますよ。
そして、この人工涙液型目薬は
防腐剤なしなので、
開栓後10日以上たったものは
使用しないようにとの注意点があります。
ちなみに、
雑菌が繁殖した目薬を差した場合
どうなってしまうのでしょうか？
雑菌が目に入り、結膜炎などを起こし、
かゆみが出たりという影響が出てしまいます。
防腐剤は、このような状況を
防ぐ役割でもあったのですね。
防腐剤なしの目薬を使用するならば、
まつ毛に触れたり、皮膚に触れると
たちまち雑菌が入ってしまうので
気をつけましょうね。
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まとめ
普通の目薬とコンタクト用目薬とでは、
コンタクトと目にダメージを与える
防腐剤が入っているか入っていないかの
違いがあったのですね。
防腐剤が、コンタクトと目に
予想以上に影響を及ぼす
ということがわかりました。
目は、私たちが生活する上で
大事な身体の一部。
できるだけ、身体に優しい素材を
選んでいきたいですね。