味噌汁の具材は地域によって違いはあるの?各地域のおすすめ味噌汁を紹介
日本の和食の定番といえば
「味噌汁」ですよね☆
みなさんのご家庭では
毎日食卓に並ぶところも
多いのではないでしょうか?
当たり前のように
毎日飲んでいる味噌汁ですが、
日本各地には
その土地によって
さまざまな味噌汁が
あるということを
知っていましたか?
地域によっては
使う味噌の種類や
具材が異なるため、
まったく違った味噌汁に
仕上がるんだとか♪
そこで今回は、
味噌汁の具材は
地域によって
どれくらい違うのか?
について調べてみました!
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目次
味噌汁とは?
まずは
「味噌汁」とは
どういうものなのかについて
見ていきましょう!
味噌汁とは
みなさんご存じの通り
味噌で調理した汁もののこと。
東京では
「おみおつけ(御御御付)」
なんて呼ばれることも
ありますよね☆
鎌倉・室町時代から
ご飯のお供として味噌汁は
食べられるようになり、
現代でも
和食の献立メニューとして
欠かせないものとなっています♪
ほかのスープとは違い
発酵食としても
さまざまな特徴を持っていて
栄養の面でも
高い評価を受けていますよ!
地域によって
使う出汁や味噌、
さまざまな具材が入れられ
地域によって変わるのも
特徴ですね★
味噌汁の具材は地域によって違うの?
では、
地域によって具材や味噌には
どのような違いが
あるのでしょうか?
北海道・東北地方の味噌汁
北海道:石狩汁
鮭とじゃがいもといえば
北海道の特産物ですよね☆
その鮭とじゃがいもが
入っている味噌汁といえば
「石狩汁」です♪
鮭やじゃがいものほか
にんじんや大根も入っていて
とっても具沢山で石狩鍋風の
「石狩汁」。
最後にバターを入れることで
隠し味となってくれますよ★
北海道:三平汁
昆布で出汁をとった「三平汁」。
使われる魚は
鮭やタラなどさまざまで、
ほかにはにんじんや玉ねぎ、
大根などが入っています。
そして、
それらを煮込んだ
名物料理が三平汁といいます!
家庭によって
入れる具材はさまざまで
玉ねぎの代わりには
ネギを入れる家庭も
あるんだとか♪
なかには
出汁が良く出るように
鮭のあらを入れる家庭も
多いですよ☆
青森県:煎餅汁
青森県八戸市では
南部煎餅を加えた
煎餅汁が有名です!
ポイントは
煎餅を柔らかくなるまで
煮込むこと♪
煎餅が味噌と出汁を吸うことが
おいしさの秘訣ですよ★
岩手県:さんまのすり身汁
すり鉢を使い、
さんまを潰して
団子にした味噌汁が
「さんまのすり身汁」。
大船渡市ではこの郷土料理が
親しまれています☆
この味噌汁は、
60年ほど前に三陸沖で
さんまが大量に獲れるように
なったことから
作られるようになりました!
さんま独特の出汁や風味が
味噌汁に溶け出して
最高の味付けへと変化しますよ♪
山形県:納豆汁
すり鉢を使い
納豆を潰したものを入れる
味噌汁だけどとろっとした
感じが特徴の味噌汁。
山形県では
「おふくろの味」としても
知られています。
ほかには
ネギや芋がらなども加えるため
ビタミンも一緒に摂取することが
できますよ★
ポカポカ温まるこの味噌汁は、
東北の寒い冬には
ピッタリですよね!
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関東・甲信越地方の味噌汁
茨城県:どぶ汁
あんこうの水揚げが
多くされている茨城県では
「どぶ汁」という
あんこうを使った味噌汁が
有名です☆
どぶ汁は
特に水を入れたりはせず、
あんこうをぶつ切りにしたものと
野菜から出た水分だけで作る
漁師料理の起源となったもの。
味噌とあんこうの肝だけで
味付けをしていますが、
その味はとにかく濃厚で
コクがありますよ♪
千葉県:いわしのつみれ汁
漁港も多い千葉県では
すったいわしを
団子状にして丸めた
「いわしのつみれ汁」が
あります★
カルシウムも摂取できて
栄養満点なため、
少し体調が悪いときでも
元気になることが
できそうですね!
埼玉県:根深汁
埼玉県の名産といえば
深谷ネギを使って作る「根深汁」。
普通のネギよりも
よりネギの風味が際立つ
味噌汁へと
仕上がりますよ♪
新潟県:スキー汁
新潟県の名物味噌汁といえば
「スキー汁」。
筆者は初めて聞きましたが
このスキー汁は
新潟県が日本で初めてスキーが
伝わった場所だったことから
名付けられたといいます。
豚肉やにんじんを始め、
ごぼうやこんにゃく、
サツマイモなど具沢山なのが
特徴ですね★
中部地方の味噌汁
愛知県:なめこの赤だし味噌汁
愛知県といえば
濃い目の赤味噌が
ポイントですよね★
八丁味噌の味わいと
なめこと豆腐が
絶妙な味わいを見せます!
白いご飯にもバッチシ合う
味噌汁へと
仕上がりますよ!
長野県:きのこがたっぷり入った味噌汁
信州味噌の産地でもある
長野県の味噌汁。
長野ではキノコ類が
たっぷりと入った味噌汁が
食卓にはよく並びます☆
きのこ類は
火を通すことで滑りが出て
しっかりとした
出汁も出るため、
より一層味わいが深くなりますよ。
福井県:うち豆汁
精進料理の1つの「うち豆汁」。
大豆を潰したあとに
乾燥させるうち豆のほかに
油揚げや里芋、
にんじんや大根など
野菜がたっぷり入っています♪
近畿地方の味噌汁
京都府:白味噌汁
甘みがあり
優しい味わいが特徴の
白味噌を使った白味噌汁は
京都ならではの
味噌汁といえます!
一味をかけることで
また違った味わいに
変身しますよ♪
兵庫県:粕汁
兵庫県には酒蔵が
数多くあるため、
食卓にもこの「粕汁」が
多く登場するといいます!
具がたくさん入った粕汁は、
酒粕をプラスすることで
より体がポカポカになりますね★
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中国・四国地方の味噌汁
広島県:カキの味噌汁
カキは海のミルクとして
親しまれている
広島県の特産品ですね!
そのため、
広島の家庭では
カキの味噌汁が家庭に並ぶことも
たびたびあるんだとか☆
カキ好きにはたまらない
贅沢すぎる一杯ですよね!
筆者もカキは大好きなので
ぜひこのカキの味噌汁を
飲んでみたいです♪
島根県:しじみ汁
島根県にある宍道湖は、
しじみの産地として有名!
そのしじみを使った
島根県の郷土料理が
「しじみ汁」です♪
二日酔いにもよさそうですね。
九州・沖縄地方の味噌汁
鹿児島県:さつま汁
鹿児島の名産である
鶏肉やさつまいもが
たくさん入っているのが
「さつま汁」★
鶏肉から旨味が
たっぷり出るほか、
さつまいもの甘さが
ポイントとなっています!
宮崎県:冷汁
宮崎県の郷土料理といえば
「冷汁」ですね☆
キュウリやミョウガ、
大葉などの薬味が
たくさん入っています!
栄養満点なのは
嬉しいですよね♪
冷汁とは
その名の通り味噌汁でも
冷たく冷やしてから
ご飯にかけて食べる料理です★
沖縄県:かちゅーゆ
「かちゅーゆ」とは、
かつおの湯という意味。
その名の通り、
どんぶりにかつお節を
たっぷり入れて
お湯をかけるだけという
手軽な味噌汁です☆
二日酔いのときや
風邪のときに
サッと作って飲めるのは
いいですね!
沖縄県:みそじる
味噌汁と書いて
「みそじる」と読む
沖縄の料理。
筆者は、
味噌汁はあくまで椀物という
イメージでしたが、
このみそじるは沖縄では
メインディッシュにも
なってくれるんです♪
とにかく具が多いのが特徴で、
もやしやかまぼこを始め、
ゴーヤーチャンプルー、
ポークランチョンミートまで
入っているんだとか!
まさしく沖縄は
チャンプルー文化ですね★
味噌汁の具材は地域によって違いはあるの?各地域のおすすめ味噌汁を紹介 まとめ
味噌汁の具材は
地域によって違いはあるのか
について調べましたが、
いかがでしたか?
味噌汁には
北海道の石狩汁・三平汁から始まり、
沖縄県のかちゅーゆ・みそじるまで
各地域には
さまざまな味噌汁があることが
分かりました☆
たくさんの種類がある味噌汁。
ぜひ旅行などで行った際には
食べてみてくださいね♪