立秋ってそもそも何なの?いつ?気になる立秋の意味!
秋が立つと書いて
立秋(りっしゅう)と読みますが、
一般の人には
馴染みが薄いと思います。
ニュースで
「今日は立秋です」
と言われても、ピンときませんよね。
国民の祝日でもないし、
毎年何かイベントがあるわけでもない。
立秋に
何か特別な意味でも
あるのでしょうか?
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立秋は秋の始まり
立秋は、
秋の気配が感じられる頃
と言われています。
立秋は、
秋のスタート日。
暦(こよみ)の上では、
この日から秋です。
立秋の日は、
国民の祝日ではありません。
毎年恒例の
大きなイベントでもないので、
馴染みがない方も
いらっしゃるでしょう。
立秋は、
1年を24に分けた暦の上で
秋が始まる頃とされています。
もっと詳しく言えば
夏至と秋分の日の真ん中の日。
太陽の通り道と
地球の赤道の延長線が
交わるところの角度が135度の日です。
現在のカレンダーでは、
8月初旬に立秋となることが
ほとんどです。
しかし、
8月初旬といえば、
秋の訪れを感じるどころか、
ますます暑さが
厳しくなっていく時期ですよね。
秋の訪れと言われても、
ピンと来ません。
それもそのはず。
一般に、
夏の暑さは立秋の日にピークを迎える
と言われています。
なので、
暑くて当然なのです。
ニュースで
「立秋になりましたが暑さはますます厳しくなり……」
といったセリフを
耳にすることもあります。
でも
立秋の日に
暑さのピークを迎えると考えると
少し不思議なセリフです。
立秋以降は
少しずつ気温が下がっていき、
秋の気配が強まっていきます。
特に大きなイベントも無い日ですが、
今年は暦に注意して、
季節の移ろいを感じながら
過ごしてみてはいかがでしょうか。
暑中お見舞いは立秋までに
ところで、
夏に暑中お見舞いを送る方は
少なくないと思います。
手紙に近況を添えて送る
季節の挨拶は良いものですよね。
でも、暑中お見舞いを送れるのは
立秋までだってご存知でしたか?
立秋になると
日中はともかく
朝夕の暑さは少し収まり、
虫の声などが聞こえ始めます。
昼間でも、
空が少しずつ高くなり、
ひつじ雲などの秋の雲も見え始めます。
どんなに暑くても
そこかしこに
秋の気配を感じられるようになるのが
立秋の頃です。
立秋以降は
「晩夏」「残暑」と
言われるようになります。
そのため、
残暑見舞いを送るのが
望ましいでしょう。
基本的に
暑中見舞いも残暑見舞いも
大きく異なるものではありません。
「毎日暑いけれど、お元気ですか?」
の気持ちを添えて、
親しい人に送ってみましょう。
残暑見舞いは
8月31日までに届くようにするのが
一般的なマナーです。
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立秋と梅雨明けの関係
「今年は梅雨明けの発表がなかった」
なんて年もありますよね。
実は、
これにも立秋が
大きくかかわっています。
なんと
梅雨明けの発表は
立秋までに
行わなければならないのです!
立秋を過ぎても
梅雨が明けたと判断できない年は
「梅雨明けなし」と発表されます。
暦の上では秋になり、
暑さが少しずつ収まってくる頃
とされる立秋ですが、
まだまだ暑さの盛りです。
暦の上では秋になったからと油断せず
夏の暑さを乗り切るための
工夫を欠かさないようにしましょう。
立秋になれば、
過ごしやすい秋もすぐそこです。
吹く風や空の雲に
小さな秋の気配を探してみては
いかがでしょうか。