食中毒のときキスはして平気?うつるってホント!?
梅雨から夏にかけて流行する
食中毒。
できることなら
感染したくないですが、
大好きな恋人が
食中毒でつらそうだったら
看病してあげたいですよね。
もちろん恋人以外にも
子供の看病で
看病せざるを得ない場合も
あると思います。
キスだけでなく、
同じスプーンやコップを
使うことも
あると思います。
そこで今回は、
食中毒はキスでうつるのかについて
調べてみました。
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目次
食中毒とは?
まずは、食中毒について
その種類を見ていきましょう。
食中毒には
いくつかの種類があります。
細菌性食中毒
感染型と毒素型の
2つに分かれます。
感染型の代表格!
O157といえば、
一度は聞いたことが
ある人が多いのでは
ないでしょうか?
O157は正しくは
腸管出血性大腸菌
といいます。
O157は4~9日ほどの間
症状が出ないため、
感染が拡大しやすいです。
一方、毒素型でよく聞くのは、
ボツリヌス菌
です。
これは保存食品などが原因で
食中毒になってしまいます。
増殖するときに
毒素がつくられたことにより
食中毒が起こります。
ウイルス性食中毒
これは食べ物とは違い、
ウイルスに感染して起こります。
ノロウイルスや
ロタウイルスが有名で、
毎年冬になると
よくニュースで聞きますよね。
筆者はかかったことがないのですが、
家族がかかってしまった場合には
みんなに感染してしまう
と言われるほど、
感染力が強いとか…
冬はウイルスの感染力が
強くなるので、
より集団感染が起こりやすく
なってしまうんですね!
食中毒はキスでうつるのか
これらの食中毒は
キスでうつる可能性は
あるのでしょうか?
基本的には、
軽くキスをするだけや
唇が触れるだけでは
うつる可能性は低いでしょう。
しかし、
嘔吐したあとや
濃厚なキスで
粘膜の触れ合いがあった場合、
うつる確率は
高くなってしまいます。
唾液の交換がされるようなキスは
もっとも危険です。
いくつもある感染症ですが、
特に口から感染する可能性が
高いと言われているのが、
ウイルス性食中毒に分類される
ノロウイルスです。
どこから感染するかわからないので、
食中毒に感染している
疑いがある場合には、
キスはしないほうが安心ですね。
キスでうつるもの
では、ほかにキスでうつるものは
あるのか見ていきましょう。
これらの病原体が
感染するかどうかは
個人の免疫力が
大きく関係しています。
免疫力が弱っているときだと
感染する確率も
高くなってしまうので、
要注意です。
風邪
よくキスをすると
風邪がうつると聞きますが、
これは本当です。
風邪というのはウイルスにより
感染するため、
咳やくしゃみなどでも
感染してしまいます。
細菌性の病気
上気道粘膜による病気は、
9割程度がウイルス性です。
冬に流行るインフルエンザは
病原体などを飛沫として
吸い込んでしまうことが
関係しているため、
キスでうつる可能性が
あります。
伝染性単核症
これは別名キス病とも
いわれています。
この病気は唾液を伝って
うつる病気のため、
まさにキスで感染する病気と
いえるでしょう。
梅毒
梅毒は、梅毒トレポネーマという
細菌が原因の病気です。
梅毒は昔の病気と
思われがちですが、
近年ふたたび広がりつつあります。
梅毒の菌は、
数時間から数日のうちに
身体中に広がってしまうため、
注意が必要です。
また梅毒以外にも、
ヘルペス・クラミジアなどの性病が
濃厚なキスにより
感染してしまう可能性は
高くなります。
歯周病
風邪などとは違いますが、
歯周病菌や虫歯菌も
キスによって
うつるといわれています。
主に親子の間で感染率が特に高く、
1歳7ヶ月ぐらいまでの子供に
口移しやスプーンの共有、
キスなどをすると
虫歯に感染しやすいと
言われています。
この時期の子供のことを
歯医者関係者の間では、
感染の窓といわれているとか…
乳歯が生えそろう時期だということも
影響しているようです。
しかし、
歯周病菌は大人になってからも
感染リスクは高いです。
夫婦間や恋人同士で
歯周病の菌に
感染しやすくなるということが
わかっているとか…
海外などではすでに
キスにより歯周病は感染すると
理解されているようです。
風邪のときにNGなキス以外の行為!
風邪の時にはキス以外にも
注意すべき行動があります。
・同じペットボトルをまわして飲む
・同じスプーンやお箸を使う
・咳やくしゃみがついた手を触らない
飛沫感染の可能性があるので
その手で口や鼻、
目などの粘膜を
触らないようにしましょう。
これらを守ることで
感染のリスクを減らすことが
できます。
また、看病をするときには
マスクをすることが
とっても大切です!
こまめに
手洗いとうがいをするようにして、
風邪をひいている人と
1メートル以内に近づかず、
別室で過ごすようにすることも
重要です。
食中毒の対処法
食中毒が疑われる場合は
自己判断はせず、
下痢止めなどを飲むのは
やめましょう。
体が毒を出すために
下痢や嘔吐をしているので、
これを無理に止めてしまうのは
良くないといいます。
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こんなときはすぐ病院へ!
応急処置では
間に合わない場合があるので、
平気だと思い込まず
心配だったら
病院に行きましょう。
1日10回以上の下痢や
尿が出ない
意識がハッキリしない
嘔吐が続き、血便が出る
などの症状がみられたら、
できるだけ早く病院に行くことを
おすすめします。
特に小さな子どもや
お年寄りの場合には
病院に行って診てもらったほうが
安心できますよ。
家で出来る応急処置
水分補給
まずは安静にして
水分補給をしましょう。
できるだけ常温か
もしくは白湯がおすすめです。
水分をとることで、
嘔吐や下痢など
脱水症状になる恐れがあるので、
それを防ぐのに効果抜群です。
吐き気が止まらないときには
スプーン1杯の湯冷ましを飲むと
吐き気がおさまる場合があります。
おさまったら
スポーツドリンクや経口飲料水を
飲むようにしましょう。
少しずつ食事をする
水分もとれて
落ち着いてきたら、
無理のない範囲で食事を
とりましょう。
嘔吐や下痢は
思っている以上に
体力を消耗します。
消化がよく、
栄養価の高い
おかゆや野菜スープ、
うどんやバナナが
おすすめです。
冷たいものよりは
温かいものを
とるようにしてください。
横向きで寝る
吐いたものが
詰まらないようにするため
寝かせるときは横向きに
してください。
お年寄りや子どもの場合は
特に意識して
見てあげるようにしましょう。
食中毒がうつる原因
食中毒は、細菌やウイルスが原因で
繁殖します。
そのため、
これから紹介する3つを
守ることが食中毒の繁栄を
防ぐことができます。
清潔にする
調理前や食事の前、
トイレの後など
石鹸でしっかり
手を洗うようにしましょう。
また、手だけでなく
調理器具やふきんもきれいに洗い
使い分けをしましょう。
菌を増やさない
食材は新鮮なものを
冷蔵庫で保管し、
はやく調理しましょう。
冷蔵庫は物を詰め過ぎないで
頻繁に開け閉めしないように
することが大切です。
加熱する
細菌やウイルスは
85℃以上の温度で
1分間以上加熱すれば
やっつけることができます。
食材の中心まで
加熱しましょう。
食中毒はキスでうつるのか?についてまとめ
食中毒は
キスでうつるのか
という疑問について
ご紹介しましたが、
いかがでしたか?
軽くキスをするだけでは
うつることはないものの、
嘔吐したあとにキスをしたり
唾液の交換をするほどの
濃厚なキスで
粘膜の触れ合いがあった場合には、
うつる確率は
高くなってしまいます。
また、食中毒以外にも
風邪やウイルス性の病気、
そしてキス病との名前もついている
伝染性単核症や梅毒は、
近年ふたたび
広がりつつあります。
家族はもちろん、
彼氏や彼女など
大好きな人の看病をしたいという
気持ちはとても大切です。
しかし、それと同時に
食中毒や病気の危険性も知り、
最低限のマナーとして
うつらないように
自ら気をつけるように
しましょうね!