はてなスッキリ

日常の疑問をスッキリ解決します!

*

白身魚で食中毒になる原因は?サケ、ヒラメなどはどうやって対策する?


赤身の魚と比べて
淡白でクセがなく
食べやすい白身魚は、
子供にも人気ですよね。

お造りはもちろん、
フライやムニエル、
煮付けなど、
アレンジしやすいので
私も重宝しています。

でも、魚介類といえば
恐ろしいのが食中毒

白身魚で食中毒になった場合の
原因とは何なのでしょうか?

食中毒を起こす可能性がある
代表的な魚を、
注意点も含めて
リサーチしてみました!

Sponsored Link

 

サケ

サケの身は赤いので
赤身の魚だと思われがちですが、
実は白身魚なんです。

スーパーでも一年中売られていますし、
日本人に馴染み深い魚ですよね。

そんなサケで注意したいのが、
アニサキスが原因の食中毒。

サバイカにも潜んでいる
寄生虫です。

アニサキスが体内に入ると、
だいたい8時間以内
激しい腹痛が起こります。

嘔吐などの症状もありますが、
とにかく痛いのが特徴だそうです。

怖いですね・・。

アニサキスは主に
魚の内臓にいることが多いですが、
常温で置いておくとの方にも
移動してしまいます。

目で見えるので、
調理の際に白い糸のようなものが
見えたら要注意。
ピンセットで取り除いてください。

また、しっかり加熱してしまえば
食べても特にありません

中心部の温度が60℃以上で
1分以上加熱が目安です。

もしくは冷凍でもOK!
マイナス20℃24時間以上
冷凍すれば、
食中毒を起こす心配はありません。

どうしても心配な場合は
よく噛んでください。

噛めば死んでしまうので
人体に害はないんだとか・・・。

でも、それもなんだか
気持ち悪いですよね。

個人的には加熱か
冷凍がおすすめです。

 

ヒラメ

生のヒラメの身の部分には、
クドア・セプテンプンクタータという
小難しい名前の寄生虫
ひそんでいる可能性があるんです。

特に夏場は要注意!

発症は4時間から8時間後。

症状は下痢嘔吐
腹痛などですが、
食中毒の中ではわりと
軽い方だそうです。

そして食べても必ず発症する
ということでもないそうなので、
体調やその人の体質にも
よるかもしれませんね。

アニサキスと同じく、
予防方法は加熱と冷凍です。

中心温度が75℃以上で5分以上。
もしくは-15℃から-20℃
4時間以上冷凍すれば、
活動できなくなるそうですよ。

でも、ヒラメは
お造りで食べたい・・・。

という方は出荷前
検査をしているそうなので、
養殖のヒラメがおすすめ。

とは言っても、
天然モノのヒラメなんて
自分で釣る以外
そうそう口にできませんけど(笑)。

自分で釣ったヒラメは
残念ですが食べない方が
良いかもしれませんね。

Sponsored Link

 

魚介類全般

魚介類全般
注意しなければならないのが
腸炎ビブリオ

河口近くのにいる菌で
特に暖かくなると活発になり、
魚介類に付着するんです。

腸炎ビブリオで有名なのが
1950年に起こった
集団食中毒事件!

原因はシラスだったそうで、
なんと死者が20人
出たんですって。

菌が付着した魚介類を
食べてから、
およそ12時間以内には
激しい腹痛下痢といった
症状が表れます。

死に至るケースも
あるほどですから、
怖いですね…。

腸炎ビブリオによる
食中毒を防ぐには、
まず魚介類を室温
放置しないことです。

この菌は4℃以下だと
増殖しません。

1950年の事件は、
まだ冷蔵庫普及して
いなかったことも
これほど大きな
食中毒を引き起こした
要因と言えそうですね。

というわけで、
魚介類はちょっとの間でも
冷蔵庫で保管しましょう。

買い物の際は
1番最後に魚介類をカゴに入れ、
しっかり保冷剤
入れてもらってください。

そしてお腹が空いていても
途中でカフェに寄って
ケーキなどを食べずに
まっすぐ帰りましょう(笑)。

また、真水で洗うのも
効果的だそうですので、
よく洗ってください。

あるいは
65℃以上で1分以上加熱!

やはり加熱では食中毒を防ぐ
基本なんですね。

魚介類の調理に使った
包丁まな板
消毒するのも忘れずに。

出前仕出しを頼んだら、
もったいないからと
眺めていないで、
サッサと食べましょうね(笑)。

 

体調が悪い時は生食は控えて

白身魚原因で起こる
食中毒について
ご紹介しましたが、
いかがでしたか?

白身魚に限らず、
魚介類は足が早いですから
保管方法調理法には
注意が必要ですね。

私も魚介類はできるだけ
で食べたい派ですが、
体調が悪い時はグッとこらえて!

体力が落ちていると
食中毒になる危険性
増しますから、
できるだけ加熱して
食べるようにしましょう。

中は半生、はダメですよ。

中までしっかり
火を通してください。

調理用の温度計があると
便利かもしれませんね。

季節体調によって
調理法を変えるなど、
食中毒をしっかり防いで
美味しく白身魚を
いただきましょうね!

 - 健康, 豆知識