白身魚の正体が知りたい!白身魚ってどんな魚?フライに使うのは?
白身魚って、
けっこう口にする機会が
多いですよね。
お弁当のおかずや給食、
飲食店のメニューとしても
頻繁に登場します。
しかし具体的に、
白身魚がどんな魚なのか
知っている人は
少ないのではないでしょうか?
今回は白身魚の正体に
迫っていきたいと思います!
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そもそも白身魚って?
白身魚は、
端的に行ってしまえば
身が白い魚です。
運動量の多い魚は
身が赤くなりやすいのですが、
運動量の少ない魚は
身の色が薄くなる傾向にあります。
これは魚の運動量にかかわる、
ミオグロビンや
ヘモグロビンといった成分が
もたらす違いです。
ミオグロビンなどを
豊富にもっている魚は、
多く運動ができます。
そしてこれらの成分が多いと、
身が赤く染まるんですね。
逆にミオグロビンなどが
少ない魚は、
身が白いままになります。
それらの魚を総称して
白身魚とよんでいるわけです。
・タイ
・タラ
・アユ
・キス
・メバル
・ハモ
・ホッケ
・スズキ
代表的な白身魚は
こんなところでしょうか。
確かに身の色が、
白っぽいイメージがありますね。
ちなみに、
赤身魚と勘違いされがちですが
サケも白身魚の仲間です。
サケの身は赤っぽいですが、
これは餌から赤い色素を
取り込んでいるため。
ミオグロビンなどは
それほど豊富にもっていないので、
白身魚の一種なんだそうですよ。
白身魚『料理』の正体
それではもう少し、
白身魚の正体に
突っ込んでみましょう。
白身魚を使った
料理ってありますよね。
例えば白身魚のフライや、
ムニエルなどです。
これらの料理に使われている
白身魚って一体
なんなのでしょうか?
特定の魚を使っているなら、
「アジフライ」のように
料理名に魚の名前をいれますよね。
実は白身魚料理には、
複数の魚が利用されているんです。
主にどんな魚が使われているか、
チェックしてみましょう!
スケトウダラ
白身魚として
広く利用されているのが、
スケトウダラです。
漁獲量がかなり多く、
2016年の水揚げ量はなんと。
世界でおよそ350万トン。
多く獲られているので、
その分よく出回っていますね。
日本マクドナルドの
フィレオフィッシュに使われるのも
スケトウダラなんですよ。
メルルーサ
あまり聞き馴染みのない
魚かもしれないですね。
タラ目メルルーサ科の
魚の総称がメルルーサであり、
ヨーロッパでは定番の魚。
日本の鮮魚コーナーでは
まず見かけませんね。
その代わり
学校の給食や市販のお弁当、
お惣菜などの白身魚は
メルルーサであることが多いです。
味がタラに近いうえ
安価で輸入でき、
重宝されているのだとか。
ホキ
昔はメルルーサの仲間と
されていましたが、
現在は別種と判明したのがホキ。
オーストラリアや
ニュージーランドあたりに
生息している魚なので、
日本での知名度は
正直いってイマイチです。
とはいえホキも、
日本でしっかり活躍しています。
有名なお弁当チェーン店
ほっともっと。
ほっともっとでは、
のり弁の白身魚フライの材料に
ホキを採用しているんです。
この他にも
カレイの仲間であるオヒョウや、
アメリカンキャットフィッシュという
ナマズの仲間を
白身魚として利用したりもします。
また日本でもお馴染みの
スズキやマダラも
白身魚料理に使われるようです。
ただスズキやマダラは
白身魚としてはお値段が張るので、
安価な白身魚と比べて
使用頻度は低くなっています。
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白身魚の正体はいろいろ!
白身魚の正体に迫ってみましたが、
いかがだったでしょうか。
白身魚は運動量が少なく
身が白い魚のことで、
日本ではキスやアユ・タイ、
サケなどが一般的。
そして白身魚料理に
よく利用されているのは
スケトウダラやホキ、
メルルーサ等だったんですね。
白身魚のフライなんて
よく耳にも口にもしますけど、
全っっ然知らない魚を
食べてることもあるんでしょうね。
これからは白身魚を食べるとき、
これは何の魚かな~と
気になってしまいそうです。