秋に表現する綺麗な言葉を調査!いろいろな角度から秋を堪能!
日本は四季が
とても豊かな国なので、
季節を表現する
言葉がたくさん生まれました。
今回はその中から、
秋にまつわる言葉を
ピックアップしたいと思います。
秋を表現する
綺麗な言葉を見ていきましょう!
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目次
青もみじ(あおもみじ)
秋といえば
色あざやかな紅葉が
楽しみな時季です。
青もみじとは、
まだ紅葉していない
青い楓のこと。
これから始まる
秋の気配を感じさせてくれる
すてきな表現です。
ちなみに青もみじは本来
青紅葉と書きます。
しかし紅葉(こうよう)と
ごっちゃになって
正直なところ七面倒臭いので
ひらがなにしました。
あしからず!
秋麗(あきうらら)
のどかでよく晴れた
秋の日を表す言葉です。
麗は春の季語である
麗らか(うららか)から
きています。
麗らかには、
空が晴れて日が明るいという
意味があるんですよ。
ずいぶん昔に
「うらら~うらら~」
なんて歌がありましたが、
確かに晴れ晴れとした
とても明るい歌でしたね。
秋の香(あきのか)
秋を感じさる香りや、
その香りの元をさします。
大抵は菊の花や、
松茸の香りのことですね。
「これは…松茸の香り…!」
なんて言うと、
目ざとく松茸を見つけた
感じになりますが
「よい秋の香ですねぇ」
と表現すれば、
一瞬でスタイリッシュさが
溢れ出してきますね。
なんということでしょう。
劇的なビフォーアフターです。
色なき風(いろなきかぜ)
秋に吹く風を
表現する言葉です。
中国の五行という思想では、
四季にそれぞれ
色が割り当てられています。
春は青、夏は朱、
秋は白、冬は玄(黒)です。
秋は白なので、
白=無色=色なきと
なったのだとか。
季節にそれぞれ
色を当てるというのは
面白いですね。
まあ私だったら
秋といえばからし色!とか
言っちゃいますけどね。
錦秋(きんしゅう)
まるで錦(にしき)のように
紅葉がきれいな秋を
表現した言葉です。
錦というのは
着物の帯などに使われる
絹の織物のこと。
けっこう高価で、
美しいんですよね~!
その錦と同じくらい、
紅葉がきれい…
と大絶賛してるわけです。
服にもみじをつけて、
これは錦だ!と言い張ってみる…
のはダメでしょうか。
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簾名残(すだれなごり)
簾は夏の時季に、
日よけとして使う道具です。
夏が過ぎて秋になると、
日差しが弱まるので
簾は必要なくなります。
役を終えた簾を外して
片付けることに、
季節の移り変わりを感じる…
そんな表現なんですよ。
また秋になったのに、
簾をしまわずにいることも
簾名残といいます。
一気に親近感わきますね。
秋なのに扇風機出しっぱなし!
みたいなことです。
捨て扇(すておうぎ)
扇というのは、
センスやうちわのこと。
夏にパタパタ扇いで、
風をつくる道具ですね。
夏にはよく使いますが、
涼しい気候の秋になると
すっかり忘れられて
放っておかれるようになります。
忘れられている扇から
秋の訪れを思う、
感慨深い表現ですね。
まあ私の場合は
暑がりで年中扇いでいるので
放っておくことは
ないんですけれどもね。
扇バンザイ!
夜半の秋(よわのあき)
日がとっぷりと暮れて、
秋の夜が深くふけた様子を
表現しています。
簡単にいっちゃうと
秋の夜中ですね。
秋は月がきれいですが、
夜中には月明かりや
虫の声がより強く感じられます。
そんな日本らしい情緒が
いっぱい詰まった言葉なんです。
不思議ですね。
人が夜中に声を上げてたら
通報一択なんですが、
秋の虫の声だと風情を感じます。
不思議ですねぇ。
秋の綺麗な言葉を探すor作る!?
秋に関する
綺麗な言葉をご紹介しましたが、
いかがだったでしょうか?
いろいろな角度から
秋を感じ、表現していて
面白いものですね。
秋という言葉そのものを
使わない表現は、
特に秀逸だと感じました。
ご紹介したもの以外にも、
綺麗な秋の表現は
たくさん存在しています。
みなさんも
さらなる言葉を探してみたり…
自分で新しい
秋の表現を作ってみるのも
楽しいかもしれませんよ。