米麹と酒粕の甘酒の違いとは?ダイエットや美容にいいのはどっち?
栄養満点のドリンクとして
最近大注目の甘酒。
夏場になっても、
冷やし甘酒なんて商品を
見かけることも
多くなってきました。
さて一口に甘酒といっても、
米麹の甘酒と
酒粕の甘酒の2種類があるのは
ご存知でしょうか?
原料の違う2つの甘酒には、
それぞれ特徴や
違いがあるんですよ。
今回は甘酒の違いについて、
見ていきたいと思います!
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米麹と酒粕の甘酒は何が違う?
米麹が原料の甘酒と
酒粕が原料の甘酒では、
そもそもの話
製造方法が違っているんです。
まずはそちらを
チェックしていきます。
〇米麹の甘酒の場合
米麹の甘酒は、
まず米麹を作るところから
始まります。
蒸したお米に麹菌をつけ、
菌を繁殖させる。
すると麹菌の醗酵の力で
米麹ができあがります。
この米麹に
お湯と蒸したお米を投入。
一晩かけて発酵させれば、
米麹の甘酒の完成です!
〇酒粕の甘酒の場合
酒粕の甘酒も、
米麹を作るところまでは
同じ製法です。
ポイントとなるのは、
米麹に酵母を加えること。
酵母の醗酵の力で、
米麹にはない
アルコールが発生します。
この発酵させた状態のものを
もろみと呼んでいて、
もろみを絞った液体が日本酒、
残った個体が酒粕です。
この酒粕に
お湯やお砂糖を加えると、
酒粕の甘酒が完成します。
2つの甘酒を飲んだときの違いは?
原料や製造過程が違うので、
実際に飲んだときの
効果や効能も異なってきます。
どんな差があるのか、
確認してみましょう!
〇栄養の違い
甘酒は「飲む点滴」と
例えられますが、
これに当てはまるのは
米麹の甘酒です。
麹菌による醗酵のとき、
お米のでんぷんは
ブドウ糖やオリゴ糖に
変換されます。
そしてブドウ糖やオリゴ糖は、
疲れをとるのに
とても効果的な栄養なんです。
そのため米麹の甘酒は、
点滴といわれるわけですね。
いっぽうで酒粕の甘酒は、
酵母醗酵の段階で
ブドウ糖がアルコールになるので、
疲労回復効果はイマイチ。
しかしタンパク質や炭水化物、
食物繊維やミネラルなど
人に必要な栄養素が
たっぷり含まれているんです!
製品にもよると思いますが、
これらの栄養は
米麹の甘酒より酒粕の甘酒に多い
傾向があるようですよ。
〇ダイエットor美容効果
女性は特に気なる、
ダイエットや美容効果。
米麹の甘酒はダイエットに、
酒粕の甘酒は美容に
それぞれ向いているようです。
米麹の甘酒は、
醗酵によって糖が作られるので、
実は砂糖が入っていません。
加糖をしなくても、
自然な甘みがありますからね!
ですからカロリーは控えめ。
逆に酒粕の甘酒は
糖が含まれていないので、
人の手で砂糖を入れて
甘くするんです。
つまり加糖した分
カロリーが高めであり、
ダイエット向きとはいえません。
またブドウ糖は
満腹感を与えてくれますし、
オリゴ糖は腸を整えて
便秘を改善してくれます。
これらのことから、
米麹の甘酒は
ダイエットにいいと
いえるんです!
いっぽう酒粕の甘酒は
お肌の元になるタンパク質や、
健康な皮膚に欠かせない
ミネラルが豊富に含まれています。
この他にも、
保湿効果の高いセラミドや
コラーゲンの合成を
促進させるプロリンなど、
美容成分をガンガンに所持!
加えて酒粕自体に
シミやそばかすの抑制効果や、
美白効果が期待できるんだとか。
つまり酒粕の甘酒には、
きれいなお肌を作るための効能が
めいっぱい詰まっている!
というわけですね。
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米麹と酒粕の甘酒、どっちが好み?
米麹の甘酒と、
酒粕の甘酒の違いを
ご紹介しましたが、
いかがだったでしょうか?
同じ甘酒といっても、
製造工程から効果・効能まで
かなり違ってくるんですね。
ダイエットにいい方か
美容にいい方か…
どっちを選ぶか悩むところです。
単純に味で選ぶのもいいですね。
砂糖を使わない甘さか?
それとも砂糖で調味した甘さか?
こちらもかなり
悩んでしまうところです。
自然で優しい甘さも
たしかに捨てがたいのですが、
お砂糖の分かりやすい
ガツンとした甘さも
また悪くないんですよね。
みなさんはどんな観点から、
どちらの甘酒を選びますか?