夏に関わる綺麗な言葉が知りたい!美しい表現を堪能しよう!
私たちが使う日本語には
美しく綺麗な表現が
たくさんありますよね。
中でも四季に関する言葉は
種類も多いですし
とりわけ美しいです。
今回は四季の中から、
夏に関する綺麗な言葉を
ご紹介していきますね。
Sponsored Link
綺麗な夏の言葉【生き物】
○空蝉
空蝉(うつせみ)は、
セミの抜け殻や
セミそのものをさします。
セミの抜け殻…
とだけいってしまえば
それまでですよね。
しかし空蝉という表現なら、
空っぽになって残された
セミの抜け殻の物寂しい雰囲気まで
伝わってくるようです。
○蝉時雨
蝉が一斉に鳴く様子を
梅雨の雨に例えた言葉です。
うるさいと思うことも多い
セミの鳴き声ですが、
時雨と重ねてきいてみると
どこか涼しげにも思えます。
空蝉と同じ、
蝉をとりいれた
綺麗な言葉ですね。
○夏鶯
夏鶯(なつうぐいす)は
夏になっても
まだ鳴いている鶯のこと。
鶯といえば春ですが、
夏とあわせても
綺麗な響きがありますね。
ちなみに夏の鶯は
お馴染みのホーホケキョとは
鳴かないんだそうです。
綺麗な夏の言葉【自然】
○夏霞
夏霞(なつがすみ)は、
夏に発生する霞のこと。
そのままではありますが、
淡い霧やモヤをさす
霞という表現がまず綺麗です。
そこに夏が加わり
季節感が生まれることで、
さらに素敵な
言葉になっていますね。
○炎陽
炎陽は”えんろう”と読み、
照り付けてくる
夏の太陽を表しています。
炎の字から
太陽の光の力強さが
感じられますね。
太陽とまた違う、
美しい響きのある
読み方だと思います。
○夏の月
夏の夜に出る月のことで、
夏の涼しさの
象徴とされています。
日本の夏らしさがあり、
風流な雰囲気のある
綺麗な表現ですね。
○夏疾風
夏疾風(なつはやて)は、
夏らしく駆け抜ける
力強い風を表しています。
夏に急な強風が吹き、
帽子が飛ばされた…
なんて経験ありませんか?
疾走感を感じられ、
夏の爽やかさが伝わる
素敵な言葉ですね。
Sponsored Link
綺麗な夏の言葉【その他】
○逃げ水
逃げ水は夏などに発生する
蜃気楼の一種。
遠くに水があるように見えるのに
近づくと水が遠のく…
という不思議な現象なんです。
どうしても近づけない水を
“逃げる”と表現していて、
個人的にとても綺麗だと思う
言葉ですね。
○夏の果
“なつのはて”と読み、
夏の終わり頃をさします。
涼しい秋がくる喜びと
夏が過ぎ去ってしまう寂しさ、
どちらも感じられませんか?
少し物寂しさのある、
とても日本的で
綺麗な表現だと思います。
夏の綺麗な言葉に触れよう
夏の綺麗な言葉を
いくつか見て頂きましたが、
素敵!と思えるような
言葉はあったでしょうか。
完全に個人的な好みで
チョイスしてるので(笑)
共感してもらえたら
嬉しいですね。
上記でご紹介したもの以外にも、
夏に関する綺麗な言葉は
たくさんあります。
今回ご納得いただいた方も
そうでない方も!
夏の素敵な表現を、
探してみては
いかがでしょうか?