入道雲が夏に発生するのはなぜ?原因や名前の由来も調査!
夏の空には、
モコモコとした入道雲が
浮かんでいますよね。
大きくて真っ白な
入道雲を見ると、
夏だな~なんて思います。
さてこの入道雲ですが、
夏にはよく見るのに
他の季節にはあまり見ないですよね。
入道雲はなぜ、
夏に集中してできるのか?
今回はこちらを
調べていきたいと思います!
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入道雲ってどんな雲?
入道雲という呼びかたは
いわゆるあだ名で、
本当は”積乱雲”というのが正しいです。
夏には積乱雲が多い…
なんて聞いたことがありませんか?
積乱雲は強い上昇気流が起き、
その空気が上空で
一気に冷やされることで発生します。
空に向かって
山のよう形に成長していき、
なんとその全長は
10000mになることも!
とても大きな雲で、
雨や雷が発生しやすい点も
特徴ですね。
入道雲が夏に多いワケ
それでは本題であります、
なぜ夏には
入道雲が多いのかについてです。
入道雲(積乱雲)自体は、
実はどの季節でも発生します。
しかし入道雲ができやすく、
成長しやすいのが
夏の時季なんですよね。
夏は日照時間が長いうえに
日差しも強いので、
地表の空気が暖められ
上昇気流ができやすくなります。
さらに夏の空気は
水分を多く含んでいるので、
上空で冷やされると
たくさんの雲が発生するんです。
上昇気流+湿った空気…
という雲のできやすい条件が
夏には揃っているわけですね!
そのため
雲がどんどん成長していき、
大きな入道雲が
各地でたくさん発生します。
入道雲は雷雨を伴うので、
夏はカラッと晴れた日が多い反面、
激しい雨やゲリラ豪雨が
起こりやすい季節でもあるんです。
夏の急な雨でずぶ濡れになった…
なんて経験、
誰でもあるんじゃないでしょうか?
ちなみに、
冬でも入道雲ができやすいのは
日本海側です。
冬でも割と暖かい海上に、
冷たい季節風が吹きこむことで
入道雲が生まれます。
日本海側は雪が多いですが、
原因のひとつは
この入道雲にあるのだとか。
入道雲が雨を降らせると、
気温の低さで
雨が冷やされていきます。
そして雨が雪になり、
地上に積もっていくわけです。
だから日本海側は
太平洋側の地域に比べて
雪が多いんですね!
ただ冬は夏に比べて
上昇気流の勢いが弱いので、
夏より小さい
入道雲がほとんどです。
やっぱり入道雲の本場は
夏といえそうです。
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どうして入道雲っていうの?
積乱雲のあだ名が入道雲だと
ご説明しましたが、
今度はその由来を見ていきましょう
入道雲の”入道”とは、
仏道(仏教)に入ることを指します。
そのため、
昔はお坊さんのことを
入道といいました。
そこからお坊さんでなくても、
坊主頭の人のことを
入道と呼ぶようになります。
そこから、つるっと丸い坊主頭と
積乱雲の丸みをかけて
入道雲という呼び名が生まれた…
といわれています。
また江戸時代ごろに描かれた
“大入道”という妖怪が坊主頭なので、
それも由来のひとつだそうですよ。
入道雲は夏の風物詩!
入道雲はなぜ
夏に多く発生するのか?
その理由は
・日差しで空気が暖まりやすい
・上昇気流が発生しやすい
・空気が水分を多く含んでいる
こういったものでした。
入道雲が発生する条件が
夏には揃っているというわけですね。
入道雲は雷雨の原因なので
気をつける必要もありますが…
夏の真っ青な空には
入道雲の白さが映えるので、
やっぱり入道雲は
夏に欠かせない風物詩でもあります。
天気には注意しつつ、
入道雲で夏を感じましょう!