明太子と辛子明太子の違いって?意外と知らない明太子の真実!
ご飯のお供に、
おにぎりの具に、
お酒のつまみにと
大活躍の明太子。
美味しいですよね!
ところで、
明太子と言えば
唐辛子で味付けされた
ちょっと辛いものを
思い浮かべる人が
多いと思いますが…。
では辛子明太子とは
何なのでしょうか?
明太子よりもっと辛い
明太子のこと…?
辛さで区別されているのかしら…?
ちょっとよく分からないですよね。
そこで今回は、
明太子と辛子明太子の違いと、
意外と知らない
明太子の真実について
ご紹介したいと思います!
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明太子とタラコは同じ?
明太子と辛子明太子の違いを
明らかにする前に
衝撃の事実をお伝えしましょう。
実は、明太子とは福岡の方言で
タラコの事を指すんです。
ご存知のとおり、
タラの子供(卵巣)を
塩漬けにしたものがタラコ。
ちなみに韓国では
タラのことを明太(ミョンテ)と
呼ぶのですが、
明太の子供だから明太子。
確かに、
どちらも同じもののことですね!
そしてこの韓国での呼び名が
福岡に伝わったのだと
考えられているんだとか。
しかし、現在では辛い味付けの
赤い色をしたものが明太子。
ピンク色の辛くないものが
タラコというイメージが
浸透していますよね?
ところが正確には
明太子もタラコも
同じもののことを指すんです。
びっくりですよね!
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明太子と辛子明太子の違いとは?
明太子とタラコが一緒だったなんて。
それでは私が今日までウン十年間
明太子と呼んできたあの
赤くて辛いものは
何と呼んだら良いのでしょうか。
そう、みなさんそろそろ
お気づきかと思いますが、
世間で明太子と呼ばれている
あの赤くて辛い味のものこそが
辛子明太子だったのです。
ちなみにもっと細かく言うと、
辛子明太子とはタラのなかでも
スケトウダラの卵巣を使ったもの、
と定義されています。
簡単にまとめると、
明太子とはタラコのことで、
辛くないもの。
辛子明太子は
スケトウダラの卵巣を
唐辛子で味付けしたタラコのこと。
ということになります。
一口に明太子と言っても
なかなか奥深いんですねぇ…。
実は辛子明太子は
そもそも朝鮮半島がルーツ。
それをかの有名な
「ふくや」が日本人に合う味に
アレンジして普及させたんです。
何でも朝鮮半島で
食べられている
伝統的な辛子明太子は
辛すぎて日本人の口には
合わなかったんだとか。
ふくやさんの辛子明太子。
美味しいですよねー。
いつかあの辛子明太子を
指でつまんで一腹
まるごと食べるのが夢です(笑)。
おっと。
話がそれてしまいましたが、
ふくやさんの功績により
辛子明太子は辛いタラコ。
というイメージが全国に浸透し、
やがて「辛子」が省略されて
明太子=辛いという
現在の認識になったのでは?
という説が有力なようですよ!
紅葉子(もみじこ)とは?
明太子と辛子明太子の違いを
ご紹介しましたが、
いかがでしたか?
ちなみに北海道や北陸では
明太子(=タラコ)のことを
紅葉子(もみじこ)と
呼ぶそうです。
紅葉子。
なんだか可愛い名前ですね。
ちなみに紅葉のように赤いから
そう呼ばれているそうですが、
赤く着色してあるだけで、
辛子明太子のように
唐辛子で味付けされている
わけではないんですって。
赤いと辛いのかな、と思って
しまいそうですよね。
今ひとつ呼び名が
はっきりしない
明太子、辛子明太子、
タラコの世界(笑)。
ひとつはっきりしているのは
どれも美味しいということですね!