冷蔵庫の中は乾燥している!?なぜ食材がカピカピになるのか
冷蔵庫にしまっておいた食材が
カピカピに乾いていたことってありませんか?
うっかりラップをかけ忘れた日には、
まるで宇宙食の
フリーズドライのように
なっていることもしばしば・・・。
(え?私だけですか?)
そこで今回は、
なぜ冷蔵庫の中は乾燥するのかについて
ご紹介したいと思います!
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冷蔵庫の中が乾燥する理由
結論からいうと、
冷蔵庫の中が乾燥しているのは、
温度が低いからです。
冷蔵庫の中の空気は
温度が低くて
湿度も低いため、
食材に含まれる水分が蒸発して
乾燥しやすくなってしまうのです。
なるほど。
乾燥には温度と湿度が
関係しているんですね。
でも、なぜ温度が低いと
湿度も低くなってしまうのでしょうか?
湿度と飽和蒸気量
飽和蒸気量(ほうわすいじょうきりょう)
という言葉をご存知でしょうか。
理科で習ったような
習ってないような・・・。
実は空気の中に含まれる
水蒸気の量には
決まりがあるんです。
その上限は
温度が高ければ多くなり、
温度が低ければ少なくなります。
これを飽和水蒸気量
(ほうわすいじょうきりょう)
と言います。
冷蔵庫の中は外と比べて
温度が低いですよね?
冷たい空気の中では
水蒸気が少ししか
存在できないというルールでしたね。
というわけで、
飽和状態になった水蒸気は
追い出されてしまい、
液体に戻って霜になります。
その結果、空気中に含まれる
水蒸気が減りますので
湿度が下がるというわけです。
これが温度が低いと
湿度が低くなる仕組みなんですよ。
ちょっと難しかったでしょうか?
夏は暑くてジメジメしていますよね?
冬は寒くて乾燥して
肌もカッサカサですよね?
(私だけでしょうか?)
それと一緒です!
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なぜ食べ物がカピカピになるの?
冷蔵庫の中が乾燥していることは
分かりましたが、
そこに食べ物を入れると
なぜカピカピになって
しまうのでしょうか?
乾燥してるんだから
当たり前じゃん!
という声が聞こえて来そうですが、
理科オンチの私は
その仕組みが分からず、
どうしても気になってしまったので
今しばらくお付き合いください(笑)。
結論から言うと、食材の水分が
蒸発してカピカピになってしまうのは、
冷蔵庫の中の気圧が低いからです。
しつこいようですが
冷蔵庫の空気は冷たいですよね?
空気は冷えると
体積が小さくなる性質があります。
人間も寒いと縮こまりますよね?
それと同じでしょうか(笑)。
体積が小さくなると
当然かかる圧力も減ります。
これが冷蔵庫の中の
気圧が低い理由です。
おさらいですが、
乾燥するということは、
水分が蒸発してしまうということ。
食材から水分が蒸発するときには
その上に乗っかっている
空気の圧力、つまり気圧を
はねのけていかなければなりません。
それで言うと
冷蔵庫の中は気圧が低いですから、
はねのけるのが簡単ですよね?
つまり常温で置いておくよりも、
水分が蒸発しやすいと
いうわけなんです。
なるほど。
では私の顔から水分が
蒸発しないようにするためには、
顔まわりを温めて
空気を膨張させ、
気圧を高めに保てば良いと
いうことですね!
うーん。
暑そう…。
乾燥しないようにするには?
いかがでしたか?
冷蔵庫の中が乾燥するのは
温度と湿度と気圧が
低いせいだったんですね。
原因が分かったのは良いですが、
主婦的に言わせていただくと
気になるのは原因よりも対策!
食材を乾燥させないためには、
なんといっても密閉です。
ラップなどでしっかり密閉して、
水分が蒸発するのを
防ぐのが1番です。
私のように
雑にラップをかけたり
かけ忘れたりすると、
大切な食材がフリーズドライのように
カピカピになってしまいますので
お気をつけくださいね(笑)。