4月20日は女子大の日!その由来は?初めて女子大を作ったのはどんな人?
4月20日は女子大の日です。
ところで女子大の日とは
どんな記念日なのでしょうか?
そう、日本で初めての女子大が
開校した日なんです!
今回は女子大の日の由来や
豆知識についてご紹介します。
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女子大の日の由来
1901年(明治34年)4月20日、
日本初の女子大である
日本女子大学校が
開校されました。
現在の日本女子大学の前身ですね。
創立者は成瀬仁蔵
(なるせじんぞう)さん。
山口県出身でアメリカに留学し、
帰国後はキリスト教の
牧師になった人物です。
大阪の梅花(ばいか)女学校で
校長を務めた経験もあり、
キリスト教を広める活動とともに
女子の教育についての
第一人者でもありました。
この頃の日本は、
国民の教育に対する意識が
高まってきた頃ではありますが、
まだ女性の教育については
否定的な時代でした。
女性の地位自体が
今よりずっと低かったんですね。
しかし、留学の経験を持ち、
キリスト教の思想を伝える
立場でもある成瀬さんは、
女性の教育の必要性を
強く感じていました。
そして資金面などの
苦労がありながらも、
日本女子大学校を
開校させたというわけです。
このことにちなんで
定められたのが、
4月20日の女子大の日
だというわけですね!
日本女子大学校の出身者は?
現在の日本女子大学の出身者は
アナウンサーや女優、
作家など各方面で
活躍している人ばかりです。
漫画家の高橋留美子さんは
有名ですよね。
ここで1つ時代を象徴する豆知識。
初期の日本女子大学校
出身者で有名な平塚らいてう
(ひらつからいちょう)さんの
話をさせてください。
彼女は女性の地位向上に向けて
戦った活動家で、
男尊女卑(だんそんじょひ)の
社会に不満を持ち、
様々な活動を行なっていました。
特に青鞜(せいとう)という
月刊誌を創刊したことで
知られています。
この中で彼女が記した
「元始女性は太陽であった」
という言葉を、
聞いたことがある人も
多いのではないでしょうか?
大昔、女性は自分の力で
輝いていたけれど、
今は男性に養ってもらい
病人のような青白い顔をしている…。
というような内容の文章で、
女性解放運動への呼びかけを
行なったのです。
当時の世間からは
考えられないことだったんですね。
非国民といったところでしょうか?
家に石を投げられたりすることも
あったそうですよ。
私ならとても
耐えられそうにありません。
むしろ大人しく男性に
養ってもらいたいです…(笑)。
当時の女性は強かったんですね!
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男女平等の世の中のへ
いかがでしたでしょうか。
当時は女性の大学なんて
考えられなかったということですね。
100年ちょっと経った現在では、
教育に関しては
全く男女平等の世の中であると
言えるのではないでしょうか?
当時の成瀬さんや平塚さんが
頑張ってくれたおかげですね!
しかし、
社会進出においては
やはりまだまだ男女平等とは
言えませんよね。
結婚や出産を機に職を失ったり、
出世できない女性も多いのが現実。
100年後には、
そんな時代があったんだ?と
女性達が驚くような
世の中を作るために、
今は私たちが頑張らなくては
いけませんね。
けれど本当は主人に
養ってもらいたいのが本音です…(笑)。