節分に鬼が来るのはなぜ?節分の鬼の由来とは?
2月3日は節分ですね。
節分と言えば豆まき!
もちろん我が家でも毎年
豆まきをするのですが、
そろそろ年の数だけ
豆を食べるのが、
苦しくなってきました…。
ところで、
豆まきと言えば
鬼を追い払う行事ですよね。
しかし、なぜ節分に
鬼が来るのでしょうか?
今回は、
節分に鬼が来る理由と、
鬼の由来についてご紹介します!
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節分に鬼が来るのはなぜ?
節分は旧暦で言うと
大晦日であり、
立春の前日です。
節分とは
季節の変わり目で、
悪い気が入りやすい日だと
されています。
また、節分は陰陽道(おんみょうどう)
で言うと鬼門にあたります。
なんだか難しそうですが、
簡単に言うと
方角を占ったりする
自然哲学なんだそうです。
話は戻りますが、
鬼門とは丑寅(うしとら)の方角、
つまり北東を指すことは
有名ですね。
そしてこの陰陽道を
月にあてはめると
12月が丑、1月が寅にあたります。
つまり鬼門である丑寅は、
12月と1月の
間に位置する大晦日。
旧暦で言うところの
2月3日になるというわけです。
鬼門の日には、
その字の通り
鬼が出入りするんだそうです。
だから節分には
鬼が来るんですね!
鬼の由来って?
ところで、
そもそも鬼とは何なのでしょうか。
鬼と言えば
ツノが生えていて、
寅柄のパンツを履いた
赤や青の姿を想像しますよね?
しかし、鬼とはそもそも
陰(おん)や隠(おぬ)、
つまり隠れていて
目に見えない恐ろしいもの。
という言葉に由来していると
言われています。
鬼とは邪気の象徴で、
本来は目に見えないもの
この世のものではないもの、
という意味だったんです。
目に見えないはずの鬼が
実写化?された、
現在の鬼のイメージは、
漂流して日本に流れ着いた
外国人だという説もあります。
何にでも姿形を与えた方が
分かりやすいですが、
外国人と言うのは
失礼な話ですよね!
でも確かに
当時の日本人から見たら、
目や髪、肌の色が違って、
体も大きい外国人は
鬼に見えてしまうかも
しれませんね…。
ちなみに、鬼と言えば丑寅。
よって、鬼のツノは「うし」、
パンツの柄は「とら」から
来ているそうですよ!
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なぜ豆で鬼を払うの?
節分に鬼が来る理由は
分かりましたが、
なぜ鬼を豆で追い払うのでしょうか?
豆で追い払う理由は
諸説あるのですが、
1つは穀物には邪気を払う力が
宿っていると考えられていたこと。
そしてもう1つは
豆は魔目(まめ)、
つまり鬼の目という意味の言葉と
同じ読み方をしますよね。
よって鬼の目に豆をぶつけて
鬼退治するという意味から
来ているという説。
また、魔滅(まめ)、
鬼が滅びるという語呂合わせから
来ているという説などがあります。
また、豆は生ではなく、
炒ったものを使います。
豆(まめ)を炒(い)る。
魔目(まめ)を射(い)る。
これも語呂合わせですね!
昔の人も、
意外とシャレ好きだったんでしょうか(笑)
鬼は外?鬼も内?
いかがでしたでしょうか。
これで子どもに
なぜ節分に鬼が来るのかと
聞かれても安心です!
ちなみに、
豆まきの掛け声と言えば
「福は内、鬼は外」ですが、
「福は内、鬼も内」と言う
地域もあるんだとか。
調べてみると
鬼を祀(まつ)っている
神社やお寺も多いそうですよ。
悪い鬼だけではなく、
良い鬼もいたようですね!
旅行先などで
豆まきをする際は
鬼は外なのか内なのか、
確認しないと怒られるかも
しれませんよ(笑)。