節分の豆に種類！？地域によって豆が違うって本当？
鬼はー外！福はー内！
と言いながら
豆をまいて厄除けを行う行事、節分。
子供のころから慣れ親しんだ行事ですから、
特に豆まきについて深く考えることなんて
ほとんどないかと思います。
でも、実はそのまく豆が地域によって
違いがあるってご存知でしたか？
今回は知ってるようで意外と知らない、
節分の豆についてご紹介します！
Sponsored Link
まく豆に地域差？
まずは、以下をご覧ください。
あるテレビ番組の企画で
節分の時にまく豆を調査したところ、
この様な地域差があることが判明しました。
大雑把に言うと
福島、新潟以北の県では落花生をつかい、
それより南では大豆を使うというのです。
ネットの笑い話で
北国出身の旦那が
節分に落花生を買ってきて
豆まきができずに
軽く修羅場ったという話も
ありました。
さらに調べを進めると、
南の方でも鹿児島と宮崎では豆まきに
落花生を使う家庭が多いそうです。
北国と南国だけ落花生をまくって
どういった共通点が？
これには非常に合理的な理由がありました。
そもそもなんで大豆を投げるの？
落花生の話に行く前に、
まずはなぜ節分で大豆をまくのか、
その理由を知りましょう。
大豆をまく理由は、
大豆に魔よけの効果があるからです。
大豆を含む五穀は神様から授けられた物で、
神聖な力を持っていると
古くから信じられているんですね。
神聖な力を持った大豆を鬼に投げつけて、
鬼に象徴されるいろいろな厄をはらうのが
豆まきの本来の意味なのです。
そして、昔は五穀であれば
何でもよかったようで、
米・麦・粟・炭を
まいたとする記録もあるそうです。
けっこうアバウトなんですね・・・
これが江戸時代ぐらいになると、
・大豆は鬼にとって毒を含むと
中国の医学書に書いてある！
・マメは魔滅（まめ）とも書けるから
鬼に効果がある！
・マメは魔目（まめ）とも書けるから
鬼の目をつぶす効果がある！
などなど、諸説が入り混じって
豆まきは大豆！の形が成立したようです。
もはや最後の2つなんてほとんど
ヤンキーの当て字理論ですね。
夜露死苦ゥ！
北と南は落花生。その理由とは！
さて、本題の豆まきの豆地域差問題ですが、
北と南で実は事情が異なります。
まずは北国の事情から。
こちらは単純明快で、
「大豆だと片付けが大変！」
ということ。
どうやらおおもとは北海道らしく、
・雪の中でも拾いやすい
・食べ物が粗末にならない
・落花生の方が旬だし、カロリーも高いので
寒い地域の人たちに好まれた
という理由があるようです。
食べ物を粗末にしないという発想は
素晴らしいですね！
我が家は大豆派ですが、最近は以下のような
パック入りの大豆を使っています。
これだと回収も楽ですし、粗末にもならないので
いい感じですよ！
一方の鹿児島、宮崎組は
なんで落花生をまくのかというと、
「鹿児島に落花生の産地があったから」。
そんな理由かい！
とおもわずツッコミを入れたくなりますが、
これが事実なようです。
なお、落花生は
茨城・千葉で全国の9割を
生産しているのですが、
両県では主に
大豆をまいている模様です。
なんでだ・・・
ちょっと気になるのが、
豆をまいた後、
歳の数だけ豆を食べますが、
落花生の場合、
から付きのまま数えるのか、
それとも中の豆部分を数えるのか。
から付き・から無しでたべる
個数が変わってきます。
どちらで数えるのか
東北出身の友人に聞いてみたところ、
から付きのほうでカウントするそうです。
Sponsored Link
ほかにもバリエーションが増加中！
伝統にのっとって豆まきをする場合、
大豆と落花生が主流ですが、
最近ではいろいろなバリエーションが
現れてきたようです。
・アーモンド
・うぐいす豆
・ピスタチオ
・納豆
ここらへんは大豆だとおいしくない。
やるならおいしい豆でやりたい。
単にネタ。
などが理由になります。
たしかに、豆まきの大豆っておやつとしては
そんなにおいしいものじゃないですからね。
さらに地域によっては
・お菓子
・お金（！）
がまかれているようです。
最近のお子さんは大豆とか食べないから・・
という話かと思いきや、
愛知や静岡では
昔から節分でお菓子を
まいていたようです。
うーんうらやましい。
さらに、地域は不明ですが
豆やお菓子と一緒に
大入り袋に入ったお金までまいてる
ところもあるんだとか。
ますますうらやましい！
もはや節分が
なにかをまく行事になってる気はしますが、
炭とかまいてた時代もあったので、
細かいことは気にしないのがよさそうです。
細かいことをきにせず節分を楽しもう！
・豆まきで使う豆は大豆と落花生がある！
・雪国と鹿児島・宮崎は落花生！
・それ以外の県は大豆！
・最近いろいろバリエーションが増加中！
・細かいことは気にしないでOK!
最近はまいた後の掃除の手間や、
マンション住まいを理由に
豆まきをしない世帯が
増えてきているようです。
せっかくの伝統行事ですし、
まく豆にもそこまで制限はないようなので、
今年は気軽にお菓子でもまいて
節分気分を味わってみませんか？