鏡開きのお餅にカビが発生!食べたら危険?それとも安全?
お正月の恒例行事である鏡開きでは、
木づちや手で割った鏡餅を
お汁粉などの料理にして食べます。
しかし、いざお餅を食べようと思ったら
カビが生えていた…
なんてことも少なくないようです。
さて、鏡開き用のお餅にカビが生えた場合
そのお餅は食べてしまって
大丈夫なものなんでしょうか?
カビのある部分を削ればOK!
なんて話も聞きますが、
本当かどうかちょっと心配ですよね。
カビの生えたお餅は、
果たして安全なのか危険なのか?
調べてみました。
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鏡開きのお餅にカビ…食べていい?ダメ?
結論から言うと、
カビの生えたお餅を食べるのは危険です。
お餅に生えるカビは、
20種類以上といわれています。
その中には、
食中毒を引き起こす毒素であったり
発がん性物質をもったカビも
存在するんです。
もし大事にはならなくても、
お腹を壊したり
体調を崩す可能性は十分あります。
ですからカビの生えたお餅は、
食べないことが最善ですね。
捨てるのはもったいないからと
カビの生えた表面を
削って食べる方もいると思います。
しかしカビは、
菌糸という糸を根のように伸ばして
お餅の奥まで入り込むんです。
ですから
表面だけをきれいにしても、
安全とはいえません。
また、熱を加えて調理をしても、
カビの中には
熱に耐性をもったものもいます。
削っても加熱しても
カビは完全に取り除けないので、
やっぱり口にしないのが一番ですね。
お餅にカビが生える原因は?
鏡開き用のお餅というのは、
実はカビにとって
とても住みやすいんです。
お餅は栄養価が高いうえ、
カビが好む水分も豊富です。
さらにお正月は
気温が低くて寒いので
部屋の中を暖かくしますよね。
カビが生えやすいのは
20℃から25℃程度の温度なので、
ぴったりの環境なんです。
また鏡開きは
・関東では1月の11日、
・関西では1月の15日
この日程で、
行われることが多いです。
鏡開き用の鏡餅は、
前の年の12月28日くらいから
鏡開きが行われるまで
神棚などにずっとお供えされます。
つまり2週間から半月以上、
カビの生えやすい温度の中に
カビの生えやすいお餅を
出しっぱなしにすることになるんです。
生のお餅は
特にカビが生えやすいので
注意が必要ですね。
空気に触れないように
きちんとパッケージされたものなら、
格段にカビは生えにくいですよ。
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カビのないお餅をおいしく健康に
捨てるのはもったいない…と
ついつい食べたくなってしまいますが、
カビの生えたお餅は
とても危険なものなんですね。
鏡開きでお餅を食べるのは、
お供えしたお餅から
神様のパワーを分けてもらって
一年の健康や無事を願うためです。
それなのに、
カビたお餅を食べて体を壊してしまっては
意味がないですよね。
カビの生えていない
安全でおいしいお餅を食べて、
健康にお正月を過ごしましょう!