はてなスッキリ

日常の疑問をスッキリ解決します!

*

薩長同盟って?背景から内容まで分かりやすく解説します!③

さて仲がこじれにこじれた
薩摩長州

ですが最終的には
同盟を結ぶことになります。

それにはそれぞれの
考え方の変化が関係していました。

Sponsored Link

 

思想の変遷

まずは薩摩藩から
見てみましょう。

外国に対して
あまり攻撃的な対応は
好まない薩摩さん。

しかし一度、
藩のけっこう偉い人が
イギリス人を斬り殺すという
事件を起こしています。

生麦事件というのですが、
イギリスがこれに大激怒。

交渉では折り合いがつかず、
薩摩イギリスは戦うことになり
薩英戦争が起こります。

西洋の最新式の武器を前に
薩摩はボロ負け

外国の強さを知った薩摩は
ああ、攘夷は無理だ…と悟ります。

しかし雨降って
地固まるといいますか、
この戦争をきっかけ
薩摩はイギリスと仲良くなるんですね。

イギリスから直接
武器や軍艦を買うようになって
薩摩はどんどん強くなります。

力をたくわえながら、
薩摩は幕府に対して
不満も募らせていました。

あいつら外国の言うこと
聞くばっかりで
一つも対策とらないじゃん…
といったところです。

そんなモヤモヤしていたところに
長州征伐の命令が下ります。

ですが薩摩は
乗り気ではありませんでした。

外国への対応を
考えなければいけないのに、
国内で争っている場合じゃない!
と思っていたようです。

こうした不信感が重なり、
次第に薩摩は
倒幕を考えるようになります。

しかし一藩だけ
幕府に逆らうのは無理がある…

そしてできれば
矢面には立ちたくないな

薩摩さんは
前へ前へ出るタイプでは
なかったようです。

薩摩は倒幕を考えつつ、
大人しく
機会を待っていました。

 

一方の長州藩

長州征伐が行われていたころ、
実は長州は外国からも
戦争をしかけられていました。

前述しました商船への砲撃。

いろんな国の船を撃ちまくったので、
四カ国が連合軍を組んで
仕返ししに来てしまったんですね。
忘れたころに。

長州征伐に対応できなかったのは、
この外国との戦争も大きな原因です。

最新の軍艦や武器を前に
当然のごとく
ボッコボコに負ける長州

そこで薩摩と同じ様に
攘夷無理だわ…と気付きました。

さて攘夷を諦めたとなると
長州に残るのは尊王です。

京都を追い出されても、
冷たくされても
まだ天皇様が好きなんですね…
けなげです…

LOVE天皇様!
こうなったら幕府を倒して、
新政府で天皇様に
政治をしてもらうしかない!

ということで
長州も倒幕を決意します。

しかし長州には
大きな問題がひとつ。

この時代は幕府の許可がないと
武器が買えません。

禁門の変で
朝敵とされてしまった長州には
許可が下りず、
武器が手に入らなかったのです。

幕府を倒すにも
武器がないんじゃ始まらない…
と途方に暮れる長州。

できれば倒幕したいけど
目立ちたくはない…と悩む薩摩。

この二藩の前に現れたのが
あの坂本竜馬でした。

 

さてここで登場しました
幕末一の有名人・坂本竜馬。

倒幕を意識し始めた
薩摩と長州に、
一体どんな声をかけるのでしょうか?

 

【続きを見る】

  ③ 

 

【幕末の歴史の全体像が知りたい!】
幕末ってどんな時代?歴史の流れを簡単に分かりやすく解説!

 

 - 歴史