紫陽花の色に違いが出る理由とは?ポイントは土にあった!
梅雨の時期に咲く花といえば
色鮮やかな「紫陽花」ですね☆
まさに雨の時期の花といった
感じですが、
紫陽花には
赤系の色味と青系の色味が
あるんです!
同じ紫陽花なのに
なぜ色に違いが出るのか
不思議ですよね?
そこで今回は、
「紫陽花の色に
違いが出る理由とは?」
について調べてみました!
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目次
紫陽花の色に違いが出る理由とは?
では、さっそく
紫陽花の色に違いが出る
理由について
1つずつ見ていきましょう♪
理由1:土の酸性度
紫陽花の色に
違いが出る1つ目の理由は、
「土の酸性度」★
紫陽花の根っこの部分の
深い場所にある土がポイントです!
土の酸性度が高い場合は
紫陽花の花は青く色づき、
土がアルカリ性や中性の場合には
赤系に色づくんです☆
理由2:アントシアニン
2つ目の理由は、
紫陽花の花に含まれる
「アントシアニン」
という成分。
紫陽花の花には
「アントシアニン」という
ブルーベリーなどに含まれている
色素が入っています!
このアントシアニンは、
赤系の色素となり、
赤い紫陽花の元となる色です♪
理由3:アルミニウム
3つ目の理由は、
土の中に含まれている
金属の「アルミニウム」。
「アントシアニン」と、
土の中に含まれている
「アルミニウム」が
反応することで、
紫陽花の色を青系から赤系まで
変化させていたんです♪
酸性の土の場合、
アルミニウムは溶けやすく
根から養分や水分と一緒に
より吸収するようになります。
そして、紫陽花の中に入った
「アルミニウム」は、
紫陽花の花に含まれている
「アントシアニン」と
化学反応を起こし結合します。
その結果、
紫陽花の花は
青色になるというわけです☆
一方
中性やアルカリ性の土の場合、
アルミニウムは溶けにくくなり
根から吸収されにくくなり
ます。
そのため
アントシアニンと結合せず、
紫陽花の花は
赤色になります♪
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なぜ青系の紫陽花が多いの?
実際のところ、
紫陽花の花は
赤系よりも青系の方が
多いといいます!
なぜ青系の紫陽花が
多いのでしょうか?
それは、
日本は雨が多いことが
関係していました☆
雨が多い日本の土は
「酸性」であることが
多いんです♪
それに加えて、
アルカリ性の成分は、
雨が降ると水と一緒に
流れ出てしまいます。
紫陽花が咲く梅雨の時期は
雨が多いため
なおさら流れてしまうと
いうわけですね(汗)
赤系の紫陽花を咲かせるには、酸性度を調節しよう!
とはいえ、
赤系の紫陽花も
欲しいと思いますよね★
そんなときは、
意図的に土の酸性度を
下げるのが◎です!
土の酸性度が下がると、
必然的に赤い花を
咲かせてくれるんです☆
酸性度を下げるた方法は、
石灰などアルカリ性の物質を
土に混ぜるということ。
しかし、
アルカリ性が強すぎると
根を傷つけてしまい
枯れてしまう可能性があるため
注意が必要です!
そのため、
弱アルカリ性くらいで
留めておくのが
おすすめですよ♪
このように
意図的にアルカリ性の土を作り
赤い花の紫陽花が
咲くようにしているという
ワケです。
やはり青系だけじゃなく
赤系の色の紫陽花が
加わることで、
より美しくなりますよね★
最近ではホームセンターで
酸性度をすでに
調節してある土が、
販売されています。
花の色ごとに
分けられているので、
非常に便利ですね☆
また、
肥料に関しても
希望の色にするための肥料が
ホームセンターで売られているので、
カンタンに扱うことが
できるようになってきました♪
なかなか好みの色に変えるのは
難しいと思われがちですが、
土や肥料まで
販売されているとは
ビックリですね!!
白い紫陽花は?
たまに見かける白い紫陽花。
これは品種改良によって
作られた花で、
花びらにアントシアニンを
持たないタイプの
紫陽花となります!
アントシアニンがなければ
土が酸性だろうと
アルカリ性だろうと、
紫陽花の花が
青や赤になることは
ありませんよね☆
とはいえ、
すべての紫陽花が
キレイに色づくわけでは
ありません!
紫陽花の品種によっては
色ムラができたり、
発色しないことも
よくあります。
同じように
環境や酸度によっても
差が出るため、
思い描いた色を出すには
何年間も試行錯誤することも
ありますよ。
また、
紫陽花の種類によっては
青色や赤色、白色など
すでに色が固定されている品種も
あるといいます!
そのような品種の場合は、
酸性度を調節しても
花の色が変わることはありません。
紫陽花の色を
意識的に変えるときには、
紫陽花の品種を調べた上で
酸度により色が変わる品種かどうか
確認しておくことが大切ですよ★
紫陽花の花の色は何種類あるの?
紫陽花には
青色や紫色、
赤紫色、青紫色など
さまざまな色がありますよね☆
実は紫陽花には
数え切れないほど
たくさんの種類があるんです!
さらに紫陽花は
咲き始めてから咲き終わるまで
何度も色を変化させる花だというから
驚きですよね♪
では、なぜ紫陽花の色は
変わっていくのでしょうか?
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紫陽花の色は何で変わるの?
紫陽花の色が変わるのは
紫陽花の成長が
関係しています♪
紫陽花の花は、
咲き始めてから
咲き終わりの散る直前まで
徐々に色合いが
変化していきます★
咲き始めは
黄緑色をしていて
花が育つにつれて
キレイな青色や赤色に
なりますよ☆
変化する原因は
2つあります!
紫陽花が成長していくため
紫陽花は開花した初期は、
葉緑素の影響を受けて
黄緑~淡い緑色をしています♪
しかし、花が成長するにつれて
葉緑素は分解されていき、
その代わりに
「アントシアニン」が作られ始め
赤色や青色へと
変わっていきます!
アルミニウムの影響
紫陽花の色が変わる
2つ目の原因は、
土の中に含まれている
「アルミニウム」の濃度。
この濃度により、
紫陽花の花の色が
青になるか赤になるかが
決まるんです★
この土の中の
アルミニウムの濃度も
すべての土が
一定というわけではないので、
紫陽花が咲いた後の
色の変化に影響していきますよ☆
番外編!紫陽花の花言葉はたくさんあった!?
花には
花言葉というのがありますが、
紫陽花の花言葉は
一つや二つではなく
たくさんあったんです!
大きく分けて、
・色別に分けた花言葉
・紫陽花そのものの花言葉
の2種類に分けられます♪
紫陽花を色別に分けた花言葉
【青系、青味が強い紫】
「辛抱」
「忍耐強い愛情」
気分が沈みがちな梅雨に
長い期間咲き続ける
その健気な姿から
つけられました★
【ピンク、赤味が強い紫】
「元気な女性」
フランス由来の花言葉。
フランスで紫陽花は、
・日本と違い温暖な気候の中咲く
・花の色が赤系が多い
というイメージから
生まれました☆
ほかには
・生命力がある
・花=女性
というイメージを合体させて
つけられたとも言われています。
【白色】
「寛容」
白というのは、
何も汚れてなく
まっさらということで、
何事も先入観を持たずに
大きな心で受け入れるという
イメージです♪
紫陽花そのものの花言葉
「移り気」
紫陽花は、
日にちが経つとともに
自ら色を変えていくという
性質があるため、
生まれました★
「一家団欒」
「家族の結びつき」
「強い絆」
これらは
小さな花びらが
身を寄せ合うようにして
一つの花を形作っているため☆
こんなに
たくさんの花言葉があるとは
おもしろいですね!
紫陽花の色に違いが出る理由とは?ポイントは土にあった! まとめ
「紫陽花の色に
違いが出る理由とは?
ポイントは土にあった!」
について調べましたが、
いかがでしたか?
紫陽花の色に違いが出るのは、
理由1:土の酸性度
理由2:アントシアニン
理由3:アルミニウム
という3つの理由があることが
分かりました!
土や花の成分の化学反応で
色に違いが出るとは
おもしろいですね☆
このことを意識して
紫陽花を見ると、
また違った見方ができますよ♪