食べられる菜の花にはどんな種類がある?味や食感はどう?
桜とともに、
春の訪れを伝えてくれる
菜の花。
小さくて黄色い花が
とてもきれいですよね。
菜の花はざっくり、
見て楽しむ観賞用のものと
食用のものとに
分けることができます。
今回注目するのは、
食べられる方の菜の花です。
食べられる菜の花には、
どんな種類が
あるんでしょうか?
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そもそも菜の花とは?
まずは菜の花について
見ていきましょう。
実は菜の花というのは、
特定の花の名前ではありません。
アブラナ科アブラナ属の
植物が咲かせる花を、
全部まとめて「菜の花」と
よんでいるんです。
これ、意外ですよね。
知らなかった方も
多いんじゃないでしょうか?
ただ一般的に、
菜の花という名前が出たら
セイヨウアブラナか
アブラナのどちらかのことです。
菜の花が
話題にのぼっても
「菜の花はアブラナ科アブラナ属の花全般!」
「種類は非常に豊富…!」
「一体どの花の話をしている…!?」
とか考えなくて
大丈夫です。
素直にアブラナを
思い浮かべてくださいね。
ただ実際には、
菜の花は色々な種類があるんだと
覚えて貰えればOKです。
また、菜の花は
ざっくり在来種と西洋種に
分けることができます。
在来種は葉っぱに
黄色みがあり、
花茎・葉・つぼみが
主な可食部です。
西洋種は在来種に比べて
葉っぱの色が濃く、
主に花茎と葉を食べます。
どちらも甘みと苦みがある、
ちょっと大人の味。
おひたしや和え物、
サラダなどが
定番のメニューですね。
旬は1月から3月頃で、
春先になると
食用の菜の花がお店に並びますよ。
食べられる菜の花
それでは、
食べられる種類の菜の花を
見ていきます!
どんな菜の花が
登場するのでしょうか。
○花菜
花菜(はなな)は、
京都のブランド野菜の一つです。
カンザキナタネという
観賞用の菜の花のつぼみを、
食用にしたもの。
独特の風味があり、
からしとの相性が抜群です!
○のらぼう菜
江戸時代初期には
栽培されていたといわれる、
歴史の長い野菜です。
生命力がとても強く、
花に繋がる茎を折っても
別の芽がすぐに出るそうです。
歯触りがよく、
コリコリとした食感を
楽しめますよ。
○紅菜苔
紅菜苔(こうさいたい)は
中国原産の野菜で、
和名は紅菜花(べになばな)。
黄色い花に対し、
茎が鮮やかな赤紫色なのが
非常に特徴的です。
苦みやクセが少なく、
アスパラに似た甘みがあるので
菜の花の中でも
食べやすい種類でしょう。
○菜心
菜心(さいしん)は、
ヨーロッパ原産の野菜ですが、
現在では中国野菜として
広く利用されています。
見た目はチンゲン菜や
ほうれん草に似ていますが、
れっきとした
アブラナ科アブラナ属ですよ。
生のままだと
青臭さや苦みが強いので、
サラダなどには不向き。
炒め物にするなど
熱を加えるのが
おいしく食べるコツですね。
○アスパラ菜
前述の紅菜苔と菜心が
かけ合わされた品種です。
いわゆる「菜の花」といった
見た目をしていて、
菜の花感はピカイチ。
直接的な関係はないのですが、
食感や味がなぜか
アスパラガスに酷似しています。
そのため「アスパラ菜」と
名付けられたんですね。
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菜の花はとても種類豊富
食べられる菜の花について
ご紹介しましたが、
いかがだったでしょうか?
結構いろいろな種類の
菜の花があるものなんですね。
それにてしも菜の花…
つまりアブラナの系統なのに、
アスパラ寄りのものがあるのは
なんなんでしょうか(笑)
不思議ですが、
ちょっと面白いですよね。
今回ご紹介したもの以外にも
菜の花にはたくさんの
種類が存在していますので…
もっともっと
アスパラっぽいものがないか、
探してみるのも
楽しいんじゃないかなと思います。