節分の恵方巻きの謎!方角の決め方って?なんで恵方を向くの?
節分といえば、
鬼を追っ払う豆まきと
願いを込めて食べる
恵方巻きが定番ですよね。
恵方巻きには、
決められた方向を向いて
食べ進めるという
変わったルールがあります。
それでは毎年変わる
恵方巻きの方角の決め方は、
皆さんご存知でしょうか?
今回は恵方巻きや、
恵方巻きの方角について
調べていきます!
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恵方巻きってなに?
恵方巻きは節分に行われる、
その年のよい方角=恵方を向いて
太巻きを食べる行事です。
太巻きは一人一本で、
食べ始めたら一切しゃべらずに
黙々と太巻きを頬張ります。
黙々とモグモグするわけですね。
ただ黙々とモグモグ…
…ごほん。
えー太巻きを食べている間は、
願いごとをする
時間にもなっています。
恵方を向いてしゃべらず、
きちんと太巻きを食べ切ると
願いが叶うそうですよ。
そもそも恵方とは、
歳徳神(としとくじん)さまという
その年の幸せや金運を司る
神様がいらっしゃる方角になります。
神様がいるから、
恵方を向いて
お願いごとをするわけですね。
しかし歳徳神さまは、
旅好きなのか飽き性なのか
いつも同じ方角にはいません。
毎年いる方角が
違ってくるんですよね。
だから恵方も、
毎年変わるというわけです。
恵方の決め方って?
さてそれでは、
恵方がどう決められるのか
見ていきましょう!
恵方ってかなり細かく
ややこしい変わり方をする…
というイメージがないでしょうか?
しかし実際のところ、
恵方は4つしかありません。
これかなり意外ですよね!
私もびっくりしました。
恵方に当たるのは
東北東・西南西
南南東・北北西の4つ。
これらが5年周期で
東北東~西南西~南南東~
北北西~南南東という
順番で回ってるだけなんです。
つまりですね、
毎年決めてるんじゃなくて
未来永劫確定してる、と。
それにしても
南南東だけ
出番が多いんですね。
歳徳神さまの
お気に入りなんでしょうか。
また恵方は、
西暦の下一桁を見ることで
割り出すこともできます。
・4か9なら東北東
・0か5なら西南西
・2か7なら北北西
・1か3か6か8なら南南東
例えば2000年は西南西、
2018年は南南東となりますね。
これは便利です!
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恵方の大元とは
それでは元々どうやって
恵方が決められたのか?というと、
一気に難しい話に突入です。
中国を由来としていて、
風水や暦に利用されてきた
十干(じっかん)
という考え方があります。
・甲(きのえ)
・乙(きのと)
・丙(ひのえ)
・丁(ひのと)
・戊(つちのえ)
・己(つちのと)
・庚(かのえ)
・辛(かのと)
・壬(みずのえ)
・癸(みずのと)
これが十干です。
十干にはひとつひとつに
数字や方角が
割り当てられており、
それに基づいて
4つの恵方も決定しています
例えば丙は、
6と南がそれぞれ
割り振られていますね
それじゃあ
なんで丙は6と南なの?と
聞かれると
「十干を作った昔の中国人に聞いてくれ」
どうしても
こういう話になります(笑)
中国4000年の歴史は、
簡単には紐解けないですね。
恵方巻きの方角「南南東」にご用心!?
節分の定番イベント、
恵方を向いて太巻きを食べる
恵方巻き。
恵方巻きに欠かせない、
縁起の良い方角の決め方を
見て頂きましたが、
いかがだったでしょうか?
恵方が固定の4方向で、
しかも順繰りに回っている…
かなり意外な真実でしたね。
周期を覚えてしまえば、
毎年「恵方?え?どっち??」と
迷うこともなくなりそうです。
ただ南南東だけは
周期の中で2回登場しますので、
翌年の恵方を間違えないよう
気を付けてくださいね!