インフルエンザウイルスとノロウイルスの違いを調べてみた!
毎年冬の時季に、
警戒するべきなのが、
インフルエンザウイルスや
ノロウイルスへの感染。
インフルエンザも
ノロも非常に辛いので、
できれば避けたいですよね。
どちらも寒くなるころに
流行する病ですが、
正直この2つの違いって
分かるでしょうか?
え、そういえば
よく分からないかも…
という方も、
案外多いと思います。
そこで今回は、
インフルエンザウイルスと
ノロウイルスの違いを
リサーチしていこうと思います!
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インフルエンザウイルスとノロウイルス
インフルエンザウイルスと
ノロウイルスは、
文字通りウイルスです。
混同されがちですが、
ウイルスと
細菌とは全く違います。
どちらも目に見えないほど
小さいですが、
ウイルスは細菌のさらに
10分の1~100分の1程度の
大きさしかないんです。
また細菌は
自力で数を増やすのですが、
ウイルスは人を含めた
動物の細胞に侵入しないと
数を増やすことができません。
ノロウイルスに至っては、
人の体内でしか
繁殖できないそうですよ。
さて、
どちらもウイルスが原因の
ノロとインフルエンザですが、
この2つには
どんな違いがあるのでしょうか?
感染経路の違い
インフルエンザウイルスと
ノロウイルスは、
感染経路がちょっと違います。
インフルエンザは、
飛沫感染が主体です。
飛沫感染は、
インフルエンザウイルスに
感染している人が、
咳やクシャミをすることで
起こります。
咳やクシャミで
ウイルスを含んだ飛沫が
バラまかれて、
それを周囲の人が吸い込んで
感染するんですね。
飛沫が付着した
体やものに触れることで、
接触感染も起こります。
また咳やクシャミで
空気中に放出されたウイルスを
吸い込んでしまうと、
空気感染もしてしまうんです!
一方ノロウイルスは、
経口感染が
大きな感染経路になります。
ノロウイルスは
人の体内でしか増えませんが、
他の生物の体内に
蓄積されることはあるんです。
危険なのは
主に牡蠣などの二枚貝。
ウイルスを
ため込んだ食品を
食べることで、
経口感染が起こります。
また、感染者が
食事の準備や調理を行うと、
他の人への感染の
原因になりますので、
気を付けましょう。
加えて、
感染者の嘔吐物や
排泄物を片付ける際も、
注意が必要ですね。
直接触れてしまうと
接触感染に繋がりますし、
嘔吐物・排泄物から
ウイルスが空気中に舞うことで、
空気感染も起こります。
潜伏期間の違い
インフルエンザウイルスと
ノロウイルスは、
発症までの潜伏期間も
違ってくるんです。
インフルエンザは、
ウイルスへの感染後
約1日から5日の
潜伏期間を経て発症します。
平均的には、
3日程度で発症することが
多いようですね。
1日から5日って、
同じインフルエンザでも
かなり差がありますね!
一方ノロウイルスは、
半日から2日くらいの
潜伏期間があります。
インフルエンザに対して、
かなり短いんです。
早ければ半日…
12時間ほどで発症なんて
恐ろしい!
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症状の違い
全く別の感染症ですから、
症状も異なります。
インフルエンザは、
全身に様々な症状が出るのが
特徴的です。
ひどい発熱の他
・頭痛
・倦怠感
・全身の筋肉/関節痛
・咳
・鼻水
など、
風邪の延長のような
症状が多くなります。
一方ノロウイルスは、
消化器官への
影響が強いのが特徴です。
発熱しても
高熱にはなりにくいですが
・吐き気/嘔吐
・腹痛
・下痢
といった
症状が表れます。
下痢や嘔吐を繰り返すと
脱水症状に陥ることもあるので、
こちらにも注意が必要ですね。
インフルエンザウイルスにもノロウイルスにも注意!
インフルエンザウイルスと
ノロウイルスの
違いをご紹介しましたが、
いかがでしたか?
どちらも
同じウイルスの仲間ですが
・感染経路
・潜伏期間
・症状
これらはけっこう
違っているものなんですね。
インフルエンザもノロも、
冬場に猛威を振るう
危険な感染症ですので、
しっかり対策して
健康に過ごしましょう!